EMIRPs Today(2019-02-28)#1189 梅苑を歩く

おはようございます、さいとうです。

北野天満宮の梅苑を観に行ったとき、入園料をお支払いしたら、
「お茶もお楽しみ下さい」とのこと、茶店の利用券がついていました。

ほお、これは丁度良い。花粉のせいなのか先ほどから喉が渇いていました。
入口近くの枝垂れを眺め、白梅、紅梅を探しながら奥へと進みました。
大きな園庭を望むように、茶店の前には席がいくつも用意されていました。

赤い毛氈が敷かれた縁台が並び、真っ赤な日よけの野点傘がちらほら。
すでに、七割ほどの席が先客で埋まっていました。

さて、どちらに席を取ろうか。路地を挟んだ先の、より梅林の近くにも
数台の席が用意されているのが見えました。まだ、空いているよう。
「あちらも?」係の人に尋ねてみると「はい、ご利用いただけます」と。

団子等が売られる店先からは少し離れていますが、梅には一番近い特等席。
「お菓子をお持ちしますので券をいただけますか」促されて差し出しました。
南に広がる梅苑は逆光気味ですが、かえって花びらを通す光が煌びやか。

しばらくすると、手のひらよりも一回り大きい木の船皿を渡されました。
「お湯はあちらにございますので、どうぞご利用下さい」とのご案内の声。

ん、よく見ると、焼麩菓子の包みの下に梅昆布茶の袋が隠れていました。
そうか特等席に観覧客があまり座っていないのは、お湯までが遠いからか。

庭を眺めて風に吹かれるうちに、喉の渇きが和らいでいました。
お菓子の包みを解くと、白と赤の麩焼き煎餅が二枚入っていました。
軽さとほのかな梅の香りが、寒気に春を告げる可憐な梅花のようでした。

さ。