EMIRPs Today(2022-12-05)#2097 かぼちゃが浮かぶ

おはようございます、さいとうです。

巨大な黄色いカボチャがふわり、東京タワーのとなりに並んでいました。冬の朝陽を浴びて特長的あドットが、悠悠と輝いていました。

鮮烈なビジュアルで驚いたルイ・ヴィトンとアーティスト草間彌生とのコラボレーションからすでに10年をになる。象徴的なブランド・アイコンのモノグラムとカラフルなドットをモチーフにしたアート作品が創り出したファッションアイテムの基軸は記憶にしっかり刻まれました、2012年のこと。

2023年1月から展開される新しいコレクションを前に、同コラボレーションは今度は街をジャックした。先週から、東京駅、東京タワー界隈、渋谷、、新宿にインスタレーションが出現したのです。

日曜日の朝、散歩がてら見に行ってみました。まずは芝公園と増上寺の界隈。いきなり目に飛び込んできたは、東京タワーを背景に浮かぶカボチャアート。早朝の凪いだ青い冬空に、黄色いカボチャと赤い東京タワーが映えました。

芝生の絨毯から銀色の大きな球がいくつも現われ、丸い銀色宝石で飾ったようなLVの文字オブジェが地面から立ち上がり、となりの増上寺では境内の前に、カラフルドットをあしらったピンクのLV。

東京駅に移ると、駅舎を背景に大きな水槽の中でアートワークが踊り出しそうなインスタレーションが置かれていました。振り向くと皇居に向かう行幸通にドットで囲まれたスケートリンクやお魚スタイルのカフェスタンドが泳ぐ。

渋谷と新宿では、ビルに動画が上映されているそうだから、夜が楽しそうだ。

作品の周りでは写真や動画をとる人たちがつぎつぎにやってきました。みな、一様に楽しそうだ。笑顔が溢れ、黄色い声も聞こえてくる。

アートコラボは、人々のハートをもジャックしたようだ。

さ。

※ルイ・ヴィトン ホームページ
無限の創造──ルイ・ヴィトンと草間彌生の世界
https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/stories/lvxyayoikusama

EMIRPs Today(2022-11-30)#2075-2094 2022年11月配信分


EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

多摩川の堤防は、いたるところで富士山を眺めることができる。

悠然と広がる山すそまで拝めるわけではないのだが、この時期ならば、何合目あたりだろうか、冬の澄んだ空気のおかげで積雪で白く覆われる山肌の陰影が美しい。

中央線が川を渡るのは多摩川橋梁、川越しに列車と富士山を揃って視野に入れることができるので、素人にも優しい撮影スポットだ。

八高線敷設工事の際に発掘されたというアキシマクジラはその少し上流にあり、百万年超の古代はここまでが海の中だったのだろう。

アキシマを「昭島」と書くのは、昭和町と拝島村が合併した際に一文字ずつをもらったからで、「島」の由来は拝島にある。クジラが泳いだ海の島なのかと思いきや、多摩川上流からこのあたりの中州に流れ着いた如来像を拝んだ島だと言うから、中之島のことなのだろう。

河口からずっと広かった川幅も、秋川と多摩川が合流する、いわゆる多摩川トライアングルで一気に狭まり、平野の川から山から流れ出た川へと様子が変わる、水が目に見えて澄んでくる。

昭島市のホームページによると、同市の水道は100%地下水だそうだ。東京都の区市町村では、深層地下水のみを水源とするのは昭島市だけ。

昭島の水って、飲んだことないなあ。
次の多摩川を走るときには、昭島に立ち寄ってみよう。

さ。

2022.11.01 2075 数字が好き
2022.11.02 2076 笑顔の白うさぎ

2022.11.04 2077 禁断のジェラート

2022.11.07 2078 冬が始まった
2022.11.08 2079 椀飯振舞
2022.11.19 2080 青い空、赤い月
2022.11.10 2081 自転車の新生態系
2022.11.11 2082 避難経路はどこに

2022.11.14 2083 木枯らしの仕業
2022.11.15 2084 七五三の生き残り戦略
2022.11.16 2085 寛容のカン
2022.11.17 2086 干し柿の便り
2022.11.18 2087 黒金のつぎの色

2022.11.21 2088 間に合ったのか
2022.11.22 2089 老婆が渡る

2022.11.24 2070 腹筋ローラー
2022.11.25 2091 宇宙を探る箱

2022.11.28 2092 NYスタイルです
2022.11.29 2093 琴線に触れてしまう
2022.11.30 2094 根強い初期設定


EMIRPs Today(2022-11-28)#2092 NYスタイルです

おはようございます、さいとうです。

先日、顧問会計士の先生とお会いをした際に、ヴィーガンやグルテンフリーに対応する飲食店が増えたと話しました。メニューやホームページで料理やコースを示す店はもちろんのこと、個々に対応してくれたりもします。

先般のイタリアンでは、当日にグルテンフリー対応をお尋ねしたところ、パンを米粉のものにパスタをとうもろこし由来のものに替えてくれたし、別のある店では、数人の料理のぼくものだけ小麦のパン類ばかりか、麦由来の食材をのぞいて供してくれました。随分と浸透してきたように感じます。

週末の朝活、と言っても2時間走って折返すと自分で勝手に決めているだけなのですが、届いた先、福生にてコーヒーで一息しようとカフェに寄りました。今日のおすすめはエチオピアだそうだ。完熟した豆をスロードライングしてあるという。そうだ、エネルギーも使ったので糖分も欲しい。

「グルテンフリーのものはありますか」、尋ねてみました。
「日によって準備があるのですが、今日はないのです、ごめんなさい」、残念、おいしそうな焼菓子たちを横目に、コーヒーだけをお願いしました。

運ばれてきたコーヒーは、想像以上に風味が豊かでした、豆の扱いだけでなく淹れ方もとても上手だ、このお店にくるといつも思う。くつろいでいるところに、ご主人がやってきました。

「グルテンフリーの件、チーズケーキなら用意できますが、いかがですか」、部屋の入口から遠慮がちに言葉を継いで、「ニューヨークスタイルです」。ああ、低温で焼き上げる薄色濃厚なあれだ、期待にお腹が鳴ります。

しばらくすると、紺色のお皿に優しい肌のチーズケーキが運ばれてきました。台を使わない仕立てです、小麦を使っていないことがすぐに分かりました。

しっかり濃くて、ほどよく甘くて、口中も身体も満たされていきました。

さ。

EMIRPs Today(2022-11-22)#2089 老婆が渡る


おはようございます、さいとうです。

横断歩道を渡る老婆、腰は曲がり気味で、歩幅は狭く足の運びもゆっくりだ。顎を出すように前を見て、右手を真っすぐに天高く伸ばしていました。

昭和生まれの世代では、横断歩道を渡るときは必ず手をあげて渡りましょうと教わったように思う。車が来ないことを右左右と確認してから手をあげて渡る。

両手をあげてどないすんねん、片方でええねん。右をあげるの左をあげるの。どっちでもええねん。わかった、どっちが右手で、どっちが左手やったっけ。そんな会話をおもしろ可笑しく話す級友がいたのが忘れられない。

平成に突入して社会人となった頃からだろうか、横断歩道で手をあげる姿を見かけなくなっていたように思う。交通安全の教本からも「手をあげて渡る」という表記がなくなっていたように聞いたことがある。

ところが最近、「手をあげて渡る」姿をちらほらと見かけるようになった。

幼稚園児たちが水色の帽子を被って二人ペアで並び歩く隊列姿は、愛くるしいもので、どうぞどうぞ、ゆっくり転ばないように気をつけて渡ってちょうだいとばかりに、エンジンを止めフロントグラス越しに微笑ましく眺める。

そんな折、近頃は、隣の子と繋いで塞がる反対側の手を、まっすぐに空に掲げる様子をよく見かけるようになった。はい、手をあげて渡りましょう、引率する先生の優しい掛け声があたりに響く。

就学前の子供たちは、まだ背が低い。大人の半分くらいの背丈しかないので、明るい色の帽子を被り、手を高々と合図をすることで、ようやく着座する運転席の目線の高さだから、「手をあげて渡る」のは安全面でとても良いことだ。

ドライバーの視野に入り、認識してもらう方が良いに決まっているのだから。

老婆は歩行者信号の青点滅が終わるころに、ようやく道路を渡り切りました。立ち止まってから、手をゆっくりと下ろす。思いのほか、小柄な老人でした。

さ。

※雑感
オフィスの近くには信号のない横断歩道がいくつもあります。ぱっと思い浮かぶだけでも半径100メートル以内に7つ。自分でそこを渡るときに手をあげることはないのですが、手をあげている人が目に入りやすいのは事実です。老婆は歩行者用信号のある横断歩道で渡っていましたが手をあげていました。老人特有のくすんだ色の装いでしたから、上げた手が目立ちました。

※「交通の方法に関する教則」では、次のように記されています。(抜粋)
第3節 横断の仕方(平7公安告9・旧第2節繰下)
3 信号機のない場所で横断しようとするとき
(5) 横断するときは、手を上げるなどして運転者に対して横断する意思を
明確に伝えるようにしましよう。

※警視庁ホームページ
交通の方法に関する教則
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/kyosokur3.pdf

EMIRPs Today(2022-11-18)#2087 黒金のつぎの色


おはようございます、さいとうです。

今年も、ブラックフライデーの時季がやってきました。それまで買い控えているという話しも聞くほど、すっかり定着したようです。

「ブラックフライデー」は半世紀ほど前の米国で始まったと言われています。11月の第4木曜日が感謝祭、その翌日の「金曜日」に、売れ残り品にお得な価格を付けて売り出したら「黒」山の人だかり、だから「ブラックフライデー」だという説には勢いも感じますし、説得力があります。

日本では、盆暮れの挨拶に贈答する中元や歳暮が存在感を落とす一方で、この「ブラックフライデー」は若年世代を主軸に広がってきたよう。中元や歳暮の贈答のように人付き合いの手段ではなく、自分のための買物として楽しむことが現代生活者の価値観と相性が良いのかもしれません。

日本では当初ネットEC市場から採り入れて徐々に知られてきましたが、今では店舗を構える企業も、アパレルからスポーツ用品、食品専門店などでも、師走前の重要商機として展開するように。例えば、大手流通では次のよう。店頭もあり、オンラインストアもありです。

イトーヨーカドー/ゴールドラッシュ 11月15日~
イオン/ブラックフライデーセール 11月18日~11月27日
ららぽーと/ブラックフライデー  11月18日~11月27日
高島屋オンラインストア   11月23日~11月28日
出所)各社発表などより引用

自分が手に入れたいものを少しでも安く手に入れることができれば、財布の傷みは少なくて済むわけであり、消費行動の刺激効果ははかりしれません。

さて、今日は金曜日。ブラックフライデーの始まりです。

さ。

※雑感
ブラックフライ―での経済効果やその個人消費への恩恵は理解するものの、ただ、最近では少しアンチ。これらの商流を元値で売買することができれば、社会構造や経済の歪、過剰な負担や負荷の偏在が解決できるのではないだろうかと真剣に考えています。ブラックフライデーに売れ残りをバーゲンするという販促手法は、デジタル化のはるか前の20世紀半ばに生まれた発想であり、EC市場の成長とともに加速し浸透した現在のブラックフライデーもその延長線上にあるように思うのです。ここは知恵の使いどころだ。

EMIRPs Today(2022-11-10)#2081 自転車の新生態系

おはようございます、さいとうです。

先日、自転車で荒川の堤防路に上がろうと登った坂を天辺で引き返しました。坂上のT字路で、右も、左も、自転車は通行禁止だったのです、まったく。

交通標識や道路案内は、自動車交通に都合よく記されているので、青い看板の道路案内を頼りに道を選んで走っていても、車では許可されているのに自転車では唐突に二進も三進も行かなくなることがあります。自転車は、交通社会の道路利用者の中でも、微妙な立ち位置にある乗り物だとつくづく感じます。

警視庁は、自転車の取り締まりを強化する方向で動き出しました。自転車が絡む交通事故の増加を踏まえ、悪質な自転車の交通違反に目を光らせています。

交通標識や道路案内が不案内なばかりでなく、問題の根は深そう。ジテツウをしていたら良くわかりますが、奔放な乗り手も増えていると感じるからです。

車道の右端を堂々と逆走してくる自転車や、子供を前後に乗せて歩道と車道を都合よく縫うように走る重量級の子乗せチャリ、足を止めたまま車の横をカッ飛ぶ電動アシスト自転車は違法改造だろう、右にふらり左にふらりと千鳥足のママチャリは片手でスマホをいじっている。ああ、カオスだと思うのです。

真っ黒な服に身を包み、夜道を無灯火で走る自転車なんて、忍びのコスプレ大会ならば優勝も狙える出来栄えですから、歩行者からも、車からも、同じ自転車からも闇夜に紛れて見えづらい。それで一旦停止することもなく逆走もするわけですから、さすがに、なんとかしなければならない。

21世紀になり、自転車の性能は飛躍しました。車重は軽くなり、変速が多段化して、誰でも簡単に速度が出せるようになりました。さらに電動アシスト機能の普及のおかげで泣き所の坂道も克服できました。稼働場面がぐんと広がり、現代生活に適したモビリティへと進化を遂げたわけです。

さて、この気軽で手軽なモビリティを、交通に関わる制度・仕組の整備の遅れや一部の無法者のせいで、廃らせたくはないですね。

デジタルを活用したら解決できることも多くあるだろうと思う日々。

さ。

※雑感
自転車の取り締まり強化は、歩行者として、あるいは車を運転する身としてはそうだそうだと諸手で歓迎するものの、自転車乗りのひとりとしては、複雑な気持ちになります。歩行者妨害や逆走、信号無視、迷惑行為は取り締まれば良いと思うのですが、そもそも自転車に対する交通制度やその周知徹底が曖昧だと思うことが良くあるからです。通常、自転車は車道の左端を走行します、最近では、自転車の走行レーンを青
い舗装や矢羽根印で路面に記す道も増えてきて、ああ、ここを走れば良いのだと分かる場面も増えてきました。歩道に自転車走行可の標識があれば、歩行者に注意しながらゆっくりと歩道を走ることもできます。
ところが、左端をずっと走っていくと、突然、前進も右左折も自転車が通れなくなっていたり、歩道や階段を使わないと先に進めなくなったりするのです。車道を走ることができなくなったら、回避策は、自転車を断念してサドルから下りて、歩行者として愛車を押し歩くことになります。またかと思いながらも歩道や横断歩道の脇を通る。自転車のことも考えてくれないかと。
ただ、人力以外の動力を積むスタイルが一般化した今、かつての自転車とは別もの、「自転車」という乗り物の括り方が合わなくなるるわけです。

EMIRPs Today(2022-11-07)#2078 冬が始まった

おはようございます、さいとうです。

立冬、上着の両ポケットに手を突っ込み肩を丸めて駅に向かう濃紺の背広姿。東の空を染めるオレンジ色がきりりと冴える、ゆっくりと冬が始まりました。

手にも足にも指先に冷たさを感じると、そろそろ鍋料理を食べたくなります。店頭には、つやつやの白菜が並び始め、鍋舞台の役者は揃うのです。

とは言え、自宅の夕餉鍋ですから、お昆布でさくっと出汁をとって薄切り肉と野菜を炊く程度のこと。素材も手数も少なく整いますので、このところのお気に入りのぽん酢があれば、すっかりご馳走です。

この出汁をとり終えたあとの昆布、細く切り、野菜と一緒に食すこともあるのですが、昨夜は少しを手を加えてみました。いただきものの干しシイタケがあることを想い出し、そうだ、佃煮にしてみようと。

干しシイタケを戻している間に、昆布を食べやすい大きさに切り分けました。出汁をとる際に十分に水を吸っているので包丁がスススと入る。自家消費ですから多少のイビツさはご愛嬌、切手よりも少し小さい寸法が目安です。シイタケは軸を落として薄切りにしました。脇を固める役者は、針生姜を少々。

シイタケの戻し汁に少しを酢を入れて一度沸かしてから、役者をすべて舞台にあげて、黒糖、酒、みりんでしばらく炊き、適当を頃合いをみて醤油を足してあげました。昆布とシイタケの風味に甘い醤油の香りが絡まり、一気におばあちゃんの台所。水分が減るまで煮詰めると即席の佃煮が出来上がりました。

ふうふうと熱い鍋をつつき、箸休めに佃煮を摘まみました。
今年の冬も、楽しめそうです。

さ。

※雑感
料理をしている時に、仕事のアイデアを思いつくことが良くあります。仕事で使う脳と、料理で使う脳に似ている部分があるのでしょうか。対象物や名前、手法などは全く異なるのですが、香りや味、目から入る色や指先に伝わる食材の触感などが脳の刺激となり、仕事の立案や組み立て、方策、企てのパズルを解くヒントや導きになるように思うのです。まあ、食いしん坊魂がそう思わせるのかもしれませんが。

EMIRPs Today(2022-11-04)#2077 禁断のジェラート

おはようございます、さいとうです。

昨日の東京は、24度を越える気温になりました、11月なのに半袖で過ごす。早めに色づき始めた街路樹を眺めながら、汗ばんでくる、文化の日でした。

この一週間ほどお天気が良くて気温が高かったこともあり、冷たいものを良く口にしました。アイスクリーム、ソフトクリーム、ジェラート。普段は夏でも氷菓の類いはそれほど口にしないので、ぼくとしては珍しいことです。

伯方の塩を使ったソフトクリームは、甘じょっぱくて汗をかいた運動のあとの身体に浸みいりました。門仲にある宮古島が本店だというジェラート屋では、店前のベンチで優しい味を楽しみました。すると老若男女がつぎからつぎへと吸い寄せされて来ます、すっかり地元に定着しているぞと関心しました。

尾道から渡ってひとつ目の島、向島の津部田という地にその店はありました。「旬の地元素材をつかった手づくりナチュラルアイスクリームを提供するサイクルカフェ」を掲げ、9月にオープンしたばかり。木造二階建て、純和風造り民家の梁を活かして天井を抜いた、開放的な設えでした。

訪れたのは朝陽が暖かくなってきたころ、まだ開店から間もない時間でした。ジェラートは10時からだそう、残念ながらコーヒーだけかなと思っていたら、厨房から女主人が顔を出し種類は限られるが出せるジェラートもあると言う。

「どんな種類がありますか」、少しうきうき。
「その冷蔵ケースの中の三つと、もう一つ禁断のジェラートはできます」。
えっ、禁断のジェラートとはなんだろう。
「今月限定で出している地元のイチジクを使ったらラム・イチジクです」。

おお、ラム・レーズンならぬラム・イチジク、しかもイチジクは地物なのか。アイスクリームの中ではラム・レーズンが一番好き、イチジクも大好物です。なんと幸運な出会いだろう。

「はい、禁断のラム・イチジクをください」、うきうきがパンパンに膨らむ。

コーヒーを手に海を眺望するテラスに席をとりました。しばらすると、主人がジェラートを持ってきてくれました。ごゆっくり、どうぞ。

ひとすくい、口に運びました。イチジクを使っているから禁断と名前をつけたのだろうかと思ったのですが、いえいえ、これはまさに、禁断のジェラートでした。

瀬戸内の海、島、空が、朝のそよ風に溶けていきました。

さ。

EMIRPs Today(2022-10-31)#2055-2074 2022年10月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

「しまなみ」、音感が爽やかで、素敵なネーミング。ただ、どうして平仮名書きなのだろう、漢字では「島並」か「島波」か。

「しま」と「なみ」とに区切ると、「島」と「波」かと思う。

海の近くという先入観がありますから、「島」と「波」の漢字が見えますが、瀬戸内は穏やかな海で知られますから、「波」の印象はさほど強くない。

山梨県や長野県に行くと海はありませんが、高い山々に囲まれています。山並と聞くと、連なる山の稜線が空にクッキリと映える様子が思い浮かぶ。

しまなみ海道の正式名称は西瀬戸自動車道。1979年開通の大三島橋を皮切りに因島大橋、伯方・大島大橋、生口橋、多々羅大橋、来島海峡大橋と順々に整備されて、1999年に全線開通した道路です。

全線開通前1996年に愛称が公募されたそう、「瀬戸内しまなみ海道」。自転車道の名称は、「しまなみ海道サイクリングロード」です。

今治の対岸、大島に亀老山という300メートルほどの小高い山があります。せっかくですから立ち寄って、急坂をえっちらおっちらと登ってみました。頂上の展望台からは、あたり一面360度をぐるっと眺望できました。

島々が連なっていました、ああ「島並」だ。

さ。

2022.10.03 2055 金木犀も、コスモスも

2022.10.04 2056 数万年の時間軸で解く
2022.10.05 2057 ARで覗く鉄道
2022.10.06 2058 もうすぐ、月
2022.10.07 2059 トンネルを抜けると

2022.10.11 2060 追い風を味方に
2022.10.12 2061 キャラメルの溝伝説
2022.10.13 2062 のほほん
2022.10.14 2063 鉄道が導く時代

2022.10.17 2064 革靴職人
2022.10.18 2065 統計と一休さん
2022.10.19 2066 電車運転のチン、チン
2022.10.20 2067 落羽松、樹齢120年
2022.10.21 2068 鼓星の流星群

2022.10.24 2069 鏡の水面を遊ぶものたち
2022.10.25 2070 100歳の機関車
2022.10.26 2071 食玩
2022.10.27 2072 老人のスマホ朝活
2022.10.28 2073 ちょうどいい

2022.10.31 2074 しまなみを走る

EMIRPs Today(2022-10-26)#2071 食玩

おはようございます、さいとうです。

コンビニの棚に、「SPYxFAMILY」のナッツチョコレートが並んでいました。アニメの新クールで人気再燃し翌日には残りわずかに、アーニャもびっくり。

食料品や菓子類のアニメやエンタメとのコラボレーションは、今では年がら年中に何かしらが展開されているように感じます。近年では、鬼滅の刃の放映や映画の頃はコンビニ店内が鬼滅ジャックされたようでした。

これらの食品市場の中に、玩具菓子と呼ばれる領域があります。コロナ禍でも堅調に推移したカテゴリです。この食品玩具、略して「食玩」の日本での歴史は古く約100年前のグリコが始まりという。今では300億円超の規模です。

食玩にはいくつかの種類があります。

元来は、菓子メーカーが手がける商品には玩具が付き、玩具メーカーが手がけるものは玩具に菓子が付く。両者の境界は溶け、カードなどの蒐集アイテムにより菓子と玩具に対等の価値を持たせるように企画されたコレクション菓子や一見、玩具の姿は見当たらないコラボ型の定番菓子も食玩の類いに入ります。

昭和時代、カードの付いた仮面ライダースナックが大人気でした。カード欲しさに子供たちが狂喜乱舞し小遣いを投じた。カードを抜いたあとの食べきれなかった菓子が袋ごとまるっと道端に落ちていたりして食いしん坊はもやもや。

この幼少期から多様な食玩に慣れ親しんだ世代が、今では大人になり食玩市場を牽引しており、玩具のないコラボ型の定番菓子がつぎつぎと現れる背景の一因ではないかと思うのです。食玩育ちの大人たちは、日常消費のついでに推しに近づける食玩により、プチ満足がもたらせるとの刷り込み済みですから。

さて、SPYxFAMILYのナッツチョコは明治のコラボ商品でした、全5種類ある。マグネットシート入りだから、「玩具が付く菓子」としての企画のようです。最近チョコを食べていないからと手を伸ばしかけたところ、698円の値札。

ナッツチョコの値段は250円位だから、これは「菓子が付く玩具」のよう。「SPYxFAMILY」らしいなあ、素性はしっかりと隠されていました。

さ。

※雑感
明治の商品紹介とローソンの「SPYxFAMILY」商品のページを見比べてみると、内容量が微妙に異なるよう。定番は88グラム入り、コラボは84グラム入り。コラボ商品は定番商品の3倍近くの根付けですから、最近流行りの単純な価格据え置きステルス値上げではないようだ。パッケージングの都合だろうか。んんん、素性は隠されているようだ。

EMIRPs Today(2022-10-24)#2069 鏡の水面を遊ぶものたち

おはようございます、さいとうです。

凪いでいる穏やかな内海が蒼い、遊歩道には釣り人が等間隔で竿を掲げる。スタンドアップ・パドル・ボードの一団がゆうゆうと水面を切っていきます。

湾の中ほどに浮かぶ小舟は挙って糸を垂らす、申し合わせたように二人連だ。左手からはカヤックが滑ってきました、タンデム・クルーズで湾口に向かう。

滑らかな水面が、突如きらりと朝陽を反射しました。はっとして目をやると、波紋が広がっていきました。しばらく眺めていると魚がぴょんと跳ねました。海面から体長の何倍かまで届く高さになると、空中でくるりと回って落ちました。きらりと光った正体はこの跳んだ魚の白いお腹のよう。

平潟湾はハゼ釣りの季節と聞くが、ハゼではなさそうだ。柵から身を乗り出して足元を探ると、体長が十センチほどの魚が群れていました。いや、あちらににもこちらにも、群れがありました。魚影を追いかけているときらり、きらりと光が反射しました。波紋がないので飛んではいないはずだ。

さらに観察を続けると、どうやら腹を上に向けて捻り泳ぐときにきらりと光ることがわかりました。ときに、右左右に何回かひときわ勢いよく捻る魚がいてその後びょんと跳ねました。結界を破るには、かなりの力がいるようだ。

「おとうさん、イワシがいっぱいいるよ」、小学生くらいの男の子が竿を立てて海を覗き込んでいました。少し離れた場所にいた大人が二人、両親でしょうか、竿を海に向けたままの姿勢で首だけ傾げ足元を覗きこんでいました。

ああ、あれはイワシなのか、何イワシだろう、続けざまに三匹が跳ねました。教会からゴスペルが流れてきました。礼拝が始まったようだ、時計は九時。おもむろに腰を上げて帰路に向かいました。

さ。

※雑感
釣りにはまったく馴染みがないので、釣り人の竿や釣り方、道具を見てみていても、ましてや釣り上げた魚の姿をみても種類がよく分かりませんでした。イワシだと聞くと、すぐにどうやって食すのだろうかと思ってしまいます。今の季節、あのあたりは、何イワシなのだろう。

EMIRPs Today(2022-10-18)#2065 統計と一休さん

おはようございます、さいとうです。

「統計」を辞書で調べると、要素の分布や集団の属性を数量で把握することと説明されていました。10月18日は「統計の日」です。

総務省によると、日本の統計は1870年(明治3年)の「府県物産表」が始まりと言います。一世紀を経た1973年(昭和48年)に、「府県物産表」の公布日10月18日(旧暦9月24日)を「統計の日」として閣議了解により定められたそう。

「統計」を学校で教わったのがいつ頃だったか記憶は曖昧です。算数で登場したのか、社会で出てきたのか、理科の一部だったのか。言葉で表す、大きいとか小さい、増えている、減っていると異なり、数字がその量や変化を表す方法には見る人によるバラツキがなく、はっきりしていると感じました。

数字が好きだからそう感じたのかもしれませんが、何より常日頃に出くわす、会話に潜む乱暴な要素が解決するように感じたことが大きかったよう。友人やクラスメートと話す時、それが遊びの一場面であっても、大小や増減、強弱を感覚言葉で表すと、弁が立ったり声が大きかったりする人の意見が通りやすくて、「そんなことないやん」と思うことが多々あったのでした。

教科書の中にも、増えた減ったと言葉で表現されていると子供たちの記憶に残りやすいかもしれませんが、本当にそうなのか、とか、この部分は逆の見方もできるじゃないかと思えたのです、天の邪鬼。先生に思ったことを伝えても、「さいとうくんは、一休さんみたいね」だなんて、まるでとんちで返されて、もやもやの上にさらにもやもやが重なるのでした。

さて、統計は過去のことを表す手法です。上手に使えば、様々なことを理解し共有することに役立つことは間違いないでしょう。

面白いのは、そこから未来を覗き見ることができることでしょう。
やっぱり、数字は楽しい。

さ。

※雑感
言葉を大好きであると同時に、数字も大好きです。言葉を使って文章で表現することも、数字を並べて眺めを見定めることも、同じくらい好きなのです。ある時期や場面で誰かが話した言葉が耳にリフレインすることがあるように、特定の数字やその並びがふと思い浮かぶことが良くあります。まだまだ数字をうまく表現に使いきれなくて、修行が足りないと思うのです。

※下記のページを参照しました。
※総務省/令和4年度「統計の日」(10月18日)関連行事紹介
https://www.soumu.go.jp/toukei_toukatsu/info/guide/r4toukeinohi_kanren.html
※経済産業省ホームページ/10月18日は「統計の日」です。
https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/topics/toukeinohi/index.html

EMIRPs Today(2022-10-17)#2064 革靴職人

おはようございます、さいとうです。

土曜日、駅前の商店街で、待ちに待った恒例の秋祭りが開かれていました。大人も子供も嬉嬉、肩をぶつけ、屋台に並び、道路も歩道も人が溢れる。

人ごみを避けながら辿り着いたのは、路地に構える靴の職人さんのお店です。間口は一間足らず、硝子扉から覗くと、奥の作業台で作業をしている職人さんが見えました。こんにちは、先日靴を預けたものです、足を踏み入れました。

履きなれた革靴の、ひび割れが酷くなっていました。歩くたびに繰返し曲がる甲のあたり、折れ皺の入る箇所です。傷んでしまったのは仕方がないことですが、まだまだ革も綺麗だし、普段履きには充分。お暇をあげるのはもったいないからと、近所の革靴職人に見てもらい行ったのが先週のことでした。

台に載せた革靴を眺めたあと、手に取り、先が針になった道具で割れ目を探ります。「割れたものは元通りには戻せないのです」、単刀直入な診断でした。さらに見立てが続きました、「この割れに接着剤を流し込み、革を貼ることはできます」ほお、「ただ、曲がるのでまた割れてくると思ってください」と。

再び割れるのは心地よくない。他には方法がないのだろうか尋ねてみました。

「ここに革を当てる方法もあります」、奥から愛用の靴に似た革を持ってきて割れた周辺に当てて見せてくれました。ああ、「チャールズパッチ」と呼ばれる方法だ。半世紀近くも革靴を活かし続ける英国流の修繕方法は、興味深い。ただそれほど高価な革靴でもない場合、みすぼらしくなるようにも思う。

職人さんならどうするのだろう。「自分の靴はすべて縫っちゃいます」と即答でした。「割れ皺に沿って小さく縫うので、それほど気にはならないと思いますよ」と見せてくれました。確かに、いい味わいが出ている。

普段履きの革靴を長く大切に使うには、もっとも合理的な方法かもしれない。高価な茶器は金継ぎで修繕して愛でますが、革靴には、縫う方法と当て革の方法があるということだ。試しに、縫ってみることにしました。

さて、職人さんが縫合された革靴を箱から取り出し、台に載せてくれました。踵も打ち直され丁寧に磨かれていました。想像以上の充分な仕上がりでした。廃番で手に入らない靴、もうしばらくぼくの足とつき合ってくれそうだ。

「どうも、ありがとうございました、商店街は、お祭りですごい人ですね」、「はい、にぎにぎしています」、職人さんらしい短い感想でした。

店の脇に小学生の男の子二人が並び座り、焼そばに夢中でした。

さ。

※雑感
革靴に限らず、洋服でも、家具でも、道具でも、気に入ったものは、長く使うことを好むようです。繕いや補修に多少手間がかかったとしてもです。その形や色合い、大きさや重さは要件や仕様の視点ですが、そばに置いた時や手にした時の心地よさはそれがもたらす効果や価値の基軸であり、後者の価値を大切にしたいとの思いが強いのかもしれません。革靴も直って良かった。秋祭りも戻ってきて良かった。

EMIRPs Today(2022-10-13)#2062 のほほん

おはようございます、さいとうです。

「のほほんと過ごせる雰囲気のお店でした」とある人が書いていました。あれれっ、「のほほん」は肯定的なニュアンスも含む言葉になったのか。

「のほほん」は擬態語のひとつです。音節の繰り返しによる擬音や擬態とは、性質が少し異なるように思います。

例えば、「ふわふわ」とか「ぷるぷる」、最近ですと「もふもふ」とか「ぷにぷに」は音の繰り返しで触覚や視覚に訴えかける。「のほほん」はひと綴りで心情を表す。似た成り立ちの言葉では「ほっこり」や「ほんわか」でしょう。

ひと綴りの言葉であっても、「ふんわり」「がっちり」など態様を表す語は、どこかの音を切り取って重ねてみるとほら、繰返しの擬態語の「ふわふわ」や「がちがち」などに近づくようで面白い。

「のほほん」は、「のほのほ」「ほんほん」「のほほのほほ」とは言わない。「のほほん」独りで立つ、かなり言葉の骨格が逞しい。さらに綴りの中に気持ちを和らげる「H」の音が重なるのですから、強くて優しい性格になる。

言葉の意味は、何もせずにのんきに過ごす様子です。元来は、少し否定的であったり、少し批判的な方向に振れていたりする表現です。「のほほんと暮らしていてはだめだ」と言うような使われ方が一般的だったように思います。

「のほほん」自体には何も悪気はないのでしょうが、背景には、日本の社会の根底には、生活者は「何か意思をもって日々を過ごすべきだ」という社会通念や集団心理のような力学が働いていたのかもしれません。

ところが、時代は「何もせずにのんきに過ごす」ことをむしろ歓迎する機運を高めて、「のほほん」な状況を肯定的に捉えるようになってきたのでしょう。

「のほほん」は、のほほんと過ごしているうちに肯定されるように変幻した。なんと逞しい生存本能なのでしょうね。強くて優しい「のほほん」。

言葉は、やっぱり生き物だと思いました。

さ。

※雑感
擬音語や擬態語、オノマトペは、生活者の心理状況や社会の有り様を如実に表す言葉だと思います。日本語には数多あるわけですが、アニメやコミックなどの日本的表現を載せた文化経済が世界中に広がっていく中で、これらの擬音語や擬態語、オノマトペは浸透していくように思います。日本社会は「のほほん」の言葉のように、たくましく、やさしくありたい。

EMIRPs Today(2022-10-03)#2055 金木犀も、コスモスも

おはようございます、さいとうです。

今朝の通勤路、どこからだろう、金木犀の香りがほのかに漂ってきました。いつもの道、いつもの朝も、一気に秋が華やぎます。

週末は、夏が戻ったかと思うほど暑かった。コスモスでも観に行ってみようと朝の涼しいうちに自転車にまたがり、しばらく走るとぐんぐんと気温が上がってきました。ボトルの水の減り方が、まるで真夏のようでした。

まずは、千葉チュータウンの牧の原公園に向かいました。住宅街の一画、なだらかな傾斜にコスモス畑が広がっていました。青空を背景に満開でした。

観光地ではないからでしょう、寝起きのような家族連れ、手をつなぐ老カップル、犬の散歩をしている妙齢の女性。ゆうらりゆうらりと揺れるコスモスも、のらり歩く人々も、日常の長閑さ。モンキチョウが順々に花に挨拶します。

さて、まだお昼前だ、もう一か所を周ってみることに。利根川まで丘を下り、川に沿って遡り、柏に向かいました。遮るものがない堤防道路は陽射が直に当たり背中をじりじりと焼きます。気温計は35度に達しました。

到着したのは、あけぼの山農業公園。柏市まちづくり公社が1994年に開園した「遊んで学べる花の里 体感ファーマーズパーク」をテーマとする公園です。コスモスは風車の近くの花畑に広がっていました。夕焼けのような色のキバナコスモスが満開、白や薄紅のコスモスは三分咲きくらいでしょう。

公園には、カップルや親子連れ、カメコ、デイキャンパーで溢れていました。花の中で素通しの額縁だけが宙に浮かびます、コスモスと一緒に納まる撮影用だ。となりには木製の扉、どこでもドアのよう。見つけた子供たちが走り寄って行きます、満面の笑顔で記念撮影をしていました。順番、順番。

色とりどりの花に囲まれると、気持ちがあがりますね。
帰り路、日本庭園の脇を抜けるときに金木犀の香りがしました。

さ。



EMIRPs Today(2022-09-30)#2035-2054 2022年09月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

先日、一年ぶりに長野県の小布施(おぶせ)を訪れました。

昨年は、クルマで高速道路を使って往復しました。今年は、北陸新幹線で長野駅まで出て、そこから長野電鉄に乗り換えて小布施へ。実に45年ぶりの長野電鉄、とことこと長い野原の景色を楽しみました。

小布施のイントネーションは、↑↓↓もしくは↑ー↓だと思っていたが、長野電鉄の車内放送では、↓ーーもしくはーーーと聞こえた。

聴き間違えたのだろうか、いや、駅前の観光案内やお店、施設でも、接した人々は、みんな一様に、↓ーーもしくはーーーと発音されていた。

そうだったのか。ぼくがなんとなく標準語っぽく↑↓↓と思い込んだのか。現地に行って、直に空気に触れてみなければわからないものだ。

レンタサイクルをお返しする際に窓口の方が声をかけてくれました。
「↓ーーは、いかがでしたか」と、よし来たぞ。
「↓ーーは、素敵なまちですね」と、答えました。

にっこりと微笑んでくださった、ああ、うまく言えたようだ。
旅は良いものです。

鞄に、小布施ワインと和栗のペーストを詰めて帰りました。

さ。

2022.09.01 2035 防災訓練に思う
2022.09.02 2036 大分の干ししいたけ

2022.09.05 2037 観葉植物の点検
2022.09.06 2038 白金の空にも旅客機
2022.09.07 2039 一ドル140円にぴくり
2022.09.08 2040 秋刀魚の切れ味
2022.09.09 2041 電車を待ちながら

2022.09.12 2042 稲城の梨園にて
2022.09.13 2043 若手料理人のまほろば
2022.09.14 2044 秋桜(コスモス)
2022.09.15 2045 パンの耳を食べる派
2022.09.16 2046 一般鉄道の自動運転

2022.09.20 2047 無双の和太鼓
2022.09.21 2048 身体の構造改革
2022.09.22 2049 決済のポーズ

2022.09.26 2050 スペインの高速鉄道事情
2022.09.27 2051 白くても茄子
2022.09.28 2052 小惑星を弾く
2022.09.29 2053 帝国劇場のシナリオ
2022.09.30 2054 カカオの影ふみ






EMIRPs Today(2022-09-27)#2051 白くても茄子

おはようございます、さいとうです。

雨の翌日、いつものように「せたがやそだち」の直売所を覗いてみました。店の前に人影がある、丁度、農園主が品出しをしているよう、どれどれ。

茄子が何種類か並んでいました。さすがに採れたては色が深い。新鮮な茄子の艶やかな濃紺色は他の野菜にはない特有の煌びやかさがある。農主が引いてきた外遊び用の真っ赤な荷車の中には、まだ何種類か野菜が載っていました。

ほおこちらは白茄子だ、珍しい。真白い皮に頭の部分が黄緑色になっている。大きさは缶ビールとペットボトルの中間くらい。そのつぎも、茄子だ。薄っすらと緑色、これも白茄子の一種だろう。二つずつ袋に入れられていました。

茄子は種類が多くて形も様々。丸把手くらいのぷるんとしたものから、京野菜の丸い加茂茄子、九州の大長茄子や泉州の水茄子など、あれこれ思い浮かぶ。共通しているのは、みんな艶やかな茄子紺色をしていることだろう。名実ともに異色は白茄子。形や大きさに加えて色まで違うのに茄子だと分かる、愉快。

さて、人目をひくオーラを放つ白茄子たち、演技次第では主役候補だ。

「優しい味で美味しいよ」とご主人。白色と薄緑色とでは、皮の厚みが少し違うのだが、味も食感もどちらも違わず優しいよと教えてくれました。こちらの直売所の白茄子は多摩川近くの玉堤の畑で育ったものだそうだ。

さあ、白か薄緑の方かどちらにしようか、いや、両方ともいただいていこう。ご主人に代金をお支払しようとしたら、そちらに入れておいてと透明の代金箱を示し、振り向いてにっこり。あくまでここは、無人の直売所なのだ。

白茄子の優しい食感は、まるでフォアグラのように滑らかだとも例えられる。多摩川沿いの畑で富士山を眺めがら育った白茄子、ああ、縁起が良さそうだ。

さ。

※雑感
今日は国葬が執り行われるため、都内は交通規制が厳しいよう。武道館近くでは道路だけでなく、歩道も通行禁止のカ所もあると報じられていました。外出の際には早め早めに動いた方が良さそうですね。どんな様式で執り行われたとしても、どれほど賛否の議論がされたとしても、将来に歴史を振り返ると国葬と刻まれることに違いはないのだろう。