EMIRPs Today(2020-09-09)#1558 言葉の処世術

おはようございます、さいとうです。

今日は、2020.09.09。嗚呼、数字が楽しそうだ。硬い紙切符の頃ならば、近くの駅に入場券を買いに行った字並びだ。

数字は、0、1の二進数や時間が12進数で桁上がりするなど使い方が異なることがあっても、各々の数が持つ意味や位置づけが大きく変わることはない。

ところが言葉は常に時代環境に応じて変態を繰り返しながら、適当な意味や解釈が与えられて、新たな性質が見出されていくように思います。それを、心地よいとか当たり前だと感じるかは、世代や環境によっても異なるでしょう。

例えば、拡大解釈されて新たなポジションを作りつつある「絶賛」の反乱、いや氾濫も、いつどのように始まったのか知る由もないし、しっくりこない。

依頼した業務がいつまで待っても上がってこないので、後工程の調整のために何時ごろ上がりそうか予定を尋ねた際に、満面の笑みで「絶賛、作業中です」なんて答えられると、一体全体どうしたものかと思ってしまうのです。

先日、ラジオ・パーソナリティの他愛もない会話が続く中で、ふと「されてください」と聞こえました。「なさってください」と言いたかったのだろうか、それとも「されてください」に新たな意味があるのだろうか。はたまた地域による言い回しなのだろうか。

ああ、言葉は生き物だ。時代の変化もなんのそのしぶとく続くのですからね。

自分事を振り返ると、新常態にも上手に適応すべきなのだろうなあ。
絶賛適応中。あれ?

さ。

EMIRPs Today(2020-09-07)#1556 多摩川梨


おはようございます、さいとうです。

多摩川を上流に向けて、二子橋を過ぎ、東名高速をくぐってしばらく進むと、梨の栽培が盛んな地域になります。多摩川梨の産地です。

JR南武線の矢野口駅あたりを目印にすると、北西の稲城市、南側に川崎市、北側に日野市あたりで、多摩川梨は作られています。多摩川梨は、梨の品種ではなく当該地域で生まれる梨の総称で、東京都と神奈川県に跨っています。

土曜日の朝、ポタリングがてら梨を探しに行ってみました。

多摩川と並走する府中街道を北に向かうと世田谷通りを超えたあたりから梨の木が見え始め、矢野口から西に鶴川街道に入ると両側に梨園が広がります。8月から9月にかけて、この季節だけプレハブ造の直売所が開きます。

小屋の中では採れたての梨が並んでいました。

販売所によって並ぶ梨が異なりました。幸水、豊水が並んでいました。二十世紀やめずらしい秋月もありました。大玉の稲城はもう旬が過ぎたようでしたが、もうすぐ晩成梨の新高が採れ始めるそうです。

さて、いくつか見て回り、大通りに面した農園では大きな玉の秋月をもらい、梨園を抜ける農道の小屋では二十世紀梨をいただきました。全部で十数玉。梨は水分が多いので、見た目よりもずっしり。

早く食べたい、帰り道。9月に入ったというのに日差しはまだ強く、気温もぐんぐんあがってきました。噴き出る汗を拭いつつ、どっちから食べようかなんて考えていたら昼前には家に辿り着きました。

もちろん食後の楽しみは、多摩川梨。
しゃく、しゃく。甘い果汁が口いっぱいに広がりました。

さ。

EMIRPs Today(2020-08-31)#1532-1551 2020年08月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

先日、九品仏駅前に新しいパン屋が開店しました。開店早々から行列が出来ていたそうだと話題になっていました。

そわそわ。
早く行ってみなければと、週末に訪れてみました。

店が見えてくると遠くからでも人が屯しているのがわかりました。店内に10名ほど、店の外にも10名ほどがマスクを着けて並んでいました。んん、またの機会にするか踵を返しました。

美味しいパン屋さんが多い地域だとつくづく思います。都立大学、自由が丘から九品仏、尾山台あたりでしょうか。足を延ばせば大岡山のドイツパンや駒沢公園近くの濃厚チョコパンも。日替わりで食べ回っても、3週間くらいは楽しめそうですからね。

振り返ってみると、今月も食べ物の話題が多かったなあ。根津で早朝から食べた蕎麦、スコットランド発のサンドイッチ、給食の揚げパン、行列バナナジュース、採れたて万願寺。

さて、季節はいよいよ豊穣の秋、食欲の秋へ。
ああ、食いしん坊魂が騒ぐ、そわそわ。

さ。

2020.08.03 1532 蓮が光る朝
2020.08.04 1533 とんぼに学ぶ
2020.08.05 1534 お盆が来た
2020.08.06 1535 消費者物価指数リニュー
2020.08.07 1536 睡眠の得点

2020.08.11 1537 熱いサンドイッチ
2020.08.12 1538 至福の味を探る
2020.08.13 1539 夜も蝉時雨
2020.08.14 1540 蚊も指数でみる

2020.08.17 1541 うねる産業構造
2020.08.18 1542 サービス提供の仕組み
2020.08.19 1543 眼鏡
2020.08.20 1544 都内の外国
2020.08.21 1545 駒が破る壁

2020.08.24 1546 揚げパン、ザクザク
2020.08.25 1547 触れないタッチ操作
2020.08.26 1548 熱を逃がして
2020.08.27 1549 天高くバナナジュース
2020.08.38 1550 ホンダの狙い

2020.08.31 1551 甘とう

EMIRPs Today(2020-08-27)#1549 天高くバナナジュース

おはようございます、さいとうです。

用事を済ませてから、2、3件の気になる諸々をパトロール。真昼間のビル街は熱気が籠っています、街路樹の陰で青信号を待ちました。

そうだ、このあたりにバナナジュース屋さんがあったはずだ。人気のお店が、近くに移転して再開していると聞いたことを思い出しました。スマホで調べてみると、ここから歩いても数分ほどのところのようです。

バナナの熟成具合によって、その日の営業を決めるというこだわりの店です。以前の店はビル街の裏通りにあり、一間足らずの面構えで初めて行った時にはぐるっと歩いて辿り着きました。立地よりも、味や質なのでしょう。

地図上では、移転先は区画の真ん中にあり通りを歩いても目には入りません。この辺りかなと路地を覗いてみると並んでいる人が見えました。あれだな。恐る恐る古い建物の間を入っていくと、ビンゴ。開店まであと3分でした。

淡いグリーンの板壁にBANANA JUICEと英文字板がレリーフになっていました。「B」が横に寝ているのは、フックを狙ってのことなのか、たまたまだろうか。バナナ以外は細かいことを気にしないのだと造作の加減で主張しているよう。

「プレーンのバナナジュースを一つください」
「サイズはどうしますか」
久しぶりに小銭入れから硬貨を出しました。

右に半歩ほど進むと受取口がありました。目の前にあるミキサーがガリガリ、ガリガリと唸ったのもつかの間、ジャジャー、ジャーと静かになりました。仕上がったよう、透明カップに注ぎこまれました。

「バナナジュース、どうぞ」。
こだわりの笑顔。女主人の「ば、な、な」の声音にバナナ愛を感じます。

直径1センチはありそうな、ぶっといストローを突っ込んで早速飲みました。少しドロッとした冷え冷えのバナナが喉元から胃に下りて行きました。
汗がすっと引いていきました。

さ。

※雑感
ひさしぶりに訪れた東銀座のバナナジュース屋さんは、変わらぬ美味でした。椅子席もなければ立ち飲み席もない、売り切り、単品勝負のジューススタンドですが、バナナ好きにはたまらない味でしょう。ぼくの後には、20人くらいが間をあけて並んでいました。

EMIRPs Today(2020-08-24)#1546 揚げパン、ザクザク

おはようございます、さいとうです。

給食の揚げパン、100円。思わず、お盆にのせてレジにもっていきました。

横浜で古くから給食用を手掛けているという製パン工場に併設された店舗。朝早くから開いていたので、サイクリングのついでに立ち寄ってみました。

グラニュー糖をこれでもかと纏ったパンに齧り付くと、ざくざくざらざら甘い。コッペパンサイズなので、男性なら4、5口で食べつくしてしまいそうだ。給食用とあるけれど、いくらくらいで出しているのだろうか。

神奈川県学校給食会では学校給食用のパンについて、どの工場で作られ、どの学校に配られているのかやパンの種類ごとの価格などを公表しています。

パンの種類と単価をみると次のよう。「コッペ・食パン」が圧倒的に安価で41.9円、ぶどうパンは24%高く、玄米パンは3割高いことがわかります。

パンの種類 単価/(コッペ・食パンとの比較)
コッペ・食パン・・・41.9円/100%
サンドパン・・・・・46.8円/111%
黒パン・・・・・・・48.1円/114%
ソフトフランス・・・48.5円/115%
ロールパン・・・・・48.8円/116%
ぶどうぱん・・・・・52.2円/124%
米粉パン・・・・・・53.7円/128%
玄米パン・・・・・・55.3円/131%
チーズパンB・・・・56.8円/135%
米粉ロール・・・・・60.6円/144%
出所)神奈川県学校給食会 学校給食用パンの種類と価格(包装無、2020年4月)
注記)食パン6枚切りか8枚切り相当の小麦粉60gの大きさのもので比較。

それぞれのパンの製造方法や形状も細かく規定されており、例えば、「ぶどうパンについては、コッペ形とし、成形に際しぶどうが生地の表面に出ないように注意する」、「ソフトフランスについては、2個山形とし、表面はかためで内相は柔らかくなるよう十分注意する」などと記されており、品質も、コッペパン・食パンをみると「焼き色は、パンの表面が全部一様に黄色、褐色に」、「食味は、一般に薄い塩味を感じ、かみしめてよい味のでてくるもの」とある。

さて、揚げパンは、給食用パンの一覧には載っていませんでした。府県により供されていない地域もあるといいますから、神奈川県では、今は供されていないのだろうか。

朝から、とてもノスタルジックな味でした。

さ。

※雑感
立ち寄ったのは横浜市の井土ヶ谷駅近くに工場のある「かもめパン」でした。昨年、相模原にある「オギノパン」に立ち寄った際にも、揚げパンは大人気でした。店頭では買ったばかりの揚げパンを齧る大人が並んでいました。揚げパンは、今でも給食にでているのだろうか。

EMIRPs Today(2020-08-20)#1544 都内の外国

おはようございます、さいとうです。

ホームで電車を待っていたら、聞きなれない異国の会話が聞こえてきました。夏を過ぎ、都心にも外国人の方が戻ってきているように思います。

東京都の発表によると現在の人口は13,999,624人、約1400万人は日本の約11%。男性が688万人、女性が712万人ですから、おおよそ半々の目安。

区部では世田谷区が最も多くて94万5千人、次いで練馬区の74万6千人、大田区が74万4千人と続きます。市部では八王子市が一番多く57万6千人に達し、23区各区並べてると第7位の板橋区と第8位の江東区の間に並ぶ規模です。

ここまでは良く耳にする数ですが、外国人はどれくらいの規模なのでしょう。

東京都の外国人人口は毎年1月1日現在の数字が公表されていますので、眺めてみると、2020年初に57万7千人です。板橋区、八王子市、江東区の人口と肩を並べ、東京都人口全体の4%に相当することがわかります。

10年ごとの推移を拾ってみると次のよう。過去20年で倍近くの規模に増えており、年平均成長率に直すと3%台を維持していることがわかります。

年 外国人総数/年平均成長率
1990年 211,067人/-
2000年 288,648人/3.2%
2010年 418,116人/3.8%
2020年 577,329人/3.3%
出所)東京都の人口(推計)より試算

居住地域別にみると、圧倒的に23区内が多く8割を超える48万6千人を数えます。区別に見ると、新宿区が最も多く4万3千人、以下、江戸川区3万8000人、足立区3万4千人と続き、23区中20区で1万人を超える人口です。

外国人人口比率でみると、新宿区が最も比率が高く12%を超えており、以下、豊島区9.9%、荒川区8.8%、港区7.8%、台東区7.5%と続きます。

五輪延期やインバウンド施策の一時休止等で目線が内向きになりがちですが、すでに東京都は国際社会。もっと視野を広く見るべきなのだと感じました。

さ。

※東京都統計
東京都の人口(推計)
https://www.toukei.metro.tokyo.lg.jp/jsuikei/js-index.htm
-外国人人口の過去データ-
https://www.toukei.metro.tokyo.lg.jp/gaikoku/ga000a0001.xls

※数値は東京都の統計からエマープで試算。

EMIRPs Today(2020-08-19)#1543 眼鏡

おはようございます、さいとうです。

残暑の中、空調の効いた部屋での仕事が助かります。ただ、ビデオ会議やPC作業が続くと眼鏡の当たり付近が汗ばんできます。

顔に接しているいのは、つるがかかる両耳と鼻上の三か所。汗が滴るほどではないけれども、眼鏡を外すと水分が揮発する時の涼しい感じがします。眼鏡をティッシュやハンカチで拭いてから、かけ直します。

先日、外したついでに書斎で使っている眼鏡をあらためて眺めてみました。鼻あてが苦手なので、昔っぽい鼻載せ型の細い金属フレームを愛用しており、乱視矯正とともにパソコンを睨んだ老眼仕様のレンズをいれてあります。

フレームの金色鍍金が擦り減って地金が顕わになっていました。鼻載せのいつも肌に触れる部分はすっかり剥げ落ちており、ツルの眼鏡をかけたり外したりする際に指先で摘まむ辺りが削れたせいか、少しくすんでいました。

嗚呼、相棒よ、随分と草臥れてしまったなあ。

新調する手もあるのですが、京都の老舗で仕立ててもらったこの眼鏡は、ぼくの顔形にしっくりあっている上に、愛着があってなかなか手放せない。その老舗も二年ほど前に閉店してしまい、より一層、丁寧に使う日々。

さて、最近、朝から晩まで画面をみていると目が疲れることが増えました。レンズを入れ換えと一緒にフレームを再メッキしてくれる店を探すとするか。

さ。

※雑感
この京都の眼鏡屋は大正時代からの型枠を用いてフレームを作っていました。ぼくが持っているのは3本ほどですが、他にも、しゅっとしたものが種々ありミニマルな意匠と設計が光っていました。眼鏡研究社。どこかで、型枠をどこかで継承されていないかなあ。

EMIRPs Today(2020-08-11)#1537 熱いサンドイッチ

おはようございます、さいとうです。

ビルからビルへと少し歩いただけで、じんじわと汗が噴き出てきました。今日も、体温を超える最高気温の予報ですね、日陰に入るとほっこり。

週末の朝活、まだ涼しい時間に家を出て東京中心をぐるっと走ってきました。早朝、週末、盆休み週間が重なり、繁華街の大通りには人も車も疎らでした。シャーッ、自転車の歯車が発する音が高層ビルの壁に跳ねて響いてきました。

朝活ライドの食は、短時間でのエネルギー補給を第一で考えてコンビニで済ませることが多いのですが、今日は出発前に狙いを定めてありました。

立ち寄ったのは、最近、国立競技場近くにできたサンドイッチ屋。神宮外苑の外周を抜けて店に辿り着くと開店前の一番乗りでした。腰高で分割できる扉は上部は開放され下部は閉じられ、ハイカウンターに4席ほどの設えでした。

開業してまだ一カ月足らずのお店ですが、その前2年はキッチンカーで営業する助走期間があったそう。ステーキ肉に使う厚い鉄板とアイロンで焼き上げるホット・サンドイッチの専門店。同店のシグニチャー・サンドを頼みました。

「どうぞ」、青い縁どりの白い大皿の上にサンドイッチが運ばれてきました。鉄板でしっかり焼かれたパン表面の焦げ具合が、かなり熱いことを教えてくれます。チェダーチーズがとろうりと溢れ出てきました。

まだ熱いかな、意を決して両手の親指と中指、人差し指の6本の指先だけで持ち上げて、とろけるチーズもとろとも齧り付きました。肉とチーズとルッコラと甘い玉ねぎが混然一体となって口に拡がりました。

店主から、英国に訪れた際にマーケットで出会ったこのサンドイッチに惚れ込んで、日本で提供すべく創業者と直談判したのだと教えてもらいました。熱いサンドイッチと、店主の熱いハート。暑さと熱さに触れた、夏の朝活。

さ。

※雑感
50キロほど一気に走ってきて、良い感じにお腹が空いていました。カウンターで待っていると香ばしい匂いが店内いっぱいに漂ってきました。スコットランドの郷土料理ハギスを使ったサンドイッチがシグニチャー、他にもチキンやベジもありました。一皿でお腹いっぱいになりました。

EMIRPs Today(2020-08-03)#1532 蓮が光る朝

おはようございます、さいとうです。

梅雨も明けたので、早起きして不忍池の蓮を観に行ってきました。今年は長い雨だったけど、まだ間に合うのだろうか。

朝寝の銀座の街を抜け、閑散とした秋葉原を突っ切り、上野に到着しました。太陽が穏やかな時刻だからか、蓮の葉に冷やされるせいか、風が頬に優しい。池の周りには、人が集まり始めているようでした。

蓮花はぽつんぽつんと広がって見えました、すでに盛りは過ぎたのでしょう。蓮も人も距離を空けていて、とてもゆったりした眺めでした。

鑑賞台が疎らになる頃合いを見計らって、池の傍まで寄ってみました。桃色の蓮の花が、両手で丸く包むように大きくふんわりと膨らんでいました。一番良い時刻に間に合ったようでした。ゆるゆると池の周りを歩きました。

酒瓶ほどもありそうな長玉は圧巻、一眼カメラで撮影に余念のないカメコ、蓮畑を背にして「映える」眺めを探るようにスマホをかざす若い三人連れ、日陰では水筒からカップにお茶を注ぎゆっくりと口元に運ぶ老夫婦。

虫取り網を片手で巧みに回し蝉をわしわしと採っているTシャツ姿のご婦人。横で見上げるのはかごを斜め掛けした男の子、かごの中が騒々しい。

遠くから柔らかい音が聞こえてきました。浜辺の歌のようでした。池辺で浜辺も悪くない、水面に向かう長椅子で女性が横笛を吹いていました。

そこにあるのは、穏やかな日常でした。
蓮花に陽が刺すと、周りにハロが現れたようでした。

さ。

※雑感
今年も蓮を観ることができて満足したら、一気にお腹が空いてきました。朝はサンドイッチやお握り屋、カフェなどはありますが、蕎麦屋となると立ち食いばかり。根津に早朝から開く蕎麦屋があり、気になっていました。住宅の路地にひっそりと暖簾がかかっていました。蕎麦と湯葉を食べました。

EMIRPs Today(2020-07-31)#1511-1531 2020年07月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

今朝もいつものようにコラムを書き始めて、むふふ。

7月31日に、1531話。日付と話数の末尾が31で重なっていました。
3110(さいとう)の31だ。数字の並びに靴が鳴る。

梅雨が長いなあと思っていたのに、七月はあっという間に月末です。

日々の流れを速く感じるのは、定まらない方針に落ち着かないから。
科学や統計による明確な裏付けが得られない中で進むべき方向を示す、
意思決定や手綱さばきの難しさが顕わになっています。

企業の将来を企てるプロジェクトを進める中で、
リーダーシップとキャプテンシーのことを取り上げます。

パイレーツ・オブ・カリビアンを想像しましょう。

当時の船旅では、コンピュータやビッグデータどころかGPSもなく、
精緻な海図もない中で、言語のことなる船員を抱えながらも、
「今、俺たちの進むべき方向はこっちだ」と明確な方向を指し示し、
意思と計画の共有を図るのがキャプテン。

リーダーシップよりも、キャプテンシーが求められる場面です。

さ。

※7月8日に「ひこばえ」を楽しんだブラッサイアも、新葉の勢いよく。

2020.07.01 1511 レジ袋は入用ですか
2020.07.02 1512 夏、冷え冷えの味
2020.07.03 1513 星とグルメ啓蟄

2020.07.06 1514 週末の寓話
2020.07.07 1515 雨を飛ばしたい
2020.07.08 1516 ひこばえにほっこり
2020.07.09 1517 「衣」の一番
2020.07.10 1518 松茸、マツタケ

2020.07.13 1519 流れに乗るように
2020.07.14 1520 ひまわりの日
2020.07.15 1521 ボタンを突っつく
2020.07.16 1522 何もない美術展
2020.07.17 1523 寄せる棋風

2020.07.20 1524 対面要らずで美味
2020.07.21 1525 うなぎとかばの物語
2020.07.22 1526 4等星誕生か

2020.07.27 1527 ペン先もきれいに
2020.07.28 1528 貴族のスマホゲーム
2020.07.29 1529 フォトグラフ
2020.07.30 1530 シャッターを切る
2020.07.31 1531 はるばる、桃

EMIRPs Today(2020-07-31)#1531 はるばる、桃

おはようございます、さいとうです。

信号を待つ男性、自転車の荷台に段ボール箱が3つ重ねて縛られていました。追いついてみると「岡山の桃」。桃太郎の桃なのか、このあたりでは珍しい。

桃の美味しい季節になりました。

東京に住んでいると、見かける桃は山梨県か福島県で穫れたものが多いです。山梨の国道20号線を勝沼から笛吹あたりを走っていると桃の木が見渡す限り無限に広がる桃源郷の様相ですし、福島でも道路沿いに桃園が連なります。

農水省によると、2019年の桃の出荷量は全国で99,500トンありました。同出荷量の1,000トンを超える産地を県別に並べると次のようになります。

都道府県名 出荷量トン/構成比
1位 山梨 29,300トン/29.4%
2位 福島 24,900トン/25.0%
3位 長野 11,300トン/11.4%
4位 山形 8,540トン/8.6%
5位 和歌山 6,490トン/6.5%
6位 岡山 5,720トン/5.7%
7位 新潟 1,700トン/1.7%
8位 青森 1,410トン/1.4%
全国合計 99,500トン/100%
出所)農水省、令和元年産ももの結果樹面積、収穫量及び出荷量

名産地である山梨県と福島県はさすがの規模で二県で過半数を占めています。以下、長野県、山形県、和歌山県までの上位5県で約8割に達します。岡山県を探すと5700トンの出荷量で第6位でした。

興味深いのは、10aあたりの単位収量で並び変えると福島県、山形県が上位に躍り出ることです。単位収量が1000トンを超えるのは青森県、長野県、岡山県を加えた5県で、出荷量最大規模を誇る山梨県は984トンの収量で第6位です。

都道府県名 出荷量トン/対全国平均
1位 福島 1,700トン/150%
2位 山形 1,520トン/135%
3位 青森 1,240トン/109%
4位 長野 1,210トン/107%
5位 岡山 1.020トン/ 90%
出所)同上

実際、果樹園の面積を示す結果樹面積を詳しくみると、福島県は山梨県の半分の農地で作付けされており、面積あたり1.5倍を超える桃を作っています。どちらの桃も美味で大人気なのですから、作り方に秘密があるのでしょう。

さて、青信号になりました、かの男性は自転車を押して運んでいきました。荷台の振動を嫌ったのかもしれません。はるばる東京にやってきた岡山の桃はどこに届けられるのだろう。

ああ、今週末は桃かな。

さ。

※雑感
戦後世代にとり「桃太郎は岡山県」として知られますが、桃太郎の口承伝説は全国各地に存在します。岡山県と同じく瀬戸内に接する香川県の桃太郎は有名で、他にも福島県や岩手県、愛知県などにも存在すると言います。岡山の桃太郎は、東京五輪や大阪万博のころから始められた同地域の積極的なPR活動によると言われており、その桃太郎の勢いを上手に捉えた岡山の桃は「産地ブランド」の走りなのでしょう。

※農林水産省ホームページ
令和元年産もも、すももの結果樹面積、収穫量及び出荷量 令和2年1月23日公表

EMIRPs Today(2020-07-20)#1524 対面要らずで美味

おはようございます、さいとうです。

朝活で立ち寄った農園直売所、立派な葉を付けたにんじんが並んでいました。絵本の中で兎が齧っていそう、5本が束ねられて150円也。

自転車で走っていると近隣で時々目にする無人の売店。野菜を入れた籠や段ボール箱が並び、無造作に手書きされた値札をみて缶に代金を投じるの定番。箱の代わりに下駄箱大のロッカーに商品が入っている場合もあります。

自宅のあるあたりでは区が「せたがやそだち」と銘打ち、区内農産物を後押ししており、のぼり旗に双葉をモチーフにした可愛いロゴマークが揺れているので、ああここにもあるのだと知ることができます。

世田谷区の発表によると、同区の農地は東京23区内で2番目の規模だそうで、約260箇所の野菜・果樹・花などの直売所があるそう。近隣をぶらぶらと散歩乗りしていると無人の売り場をちらほら見かけるのもうなずけます。

区はホームページで直売所の一覧を公開しており、何度か購入したことのある自宅近くの農園も掲載されていました。小冊子「世田谷農産物直売所マップ」の令和2年版には、120か所ほどが記されていました。

さて、昨日の散歩は大収穫でした。にんじんに加えて、茄子、青葱、ピーマンとトマトを2種類ほどいただきました。帰り路はどうやって食べようかなんて妄想が途切れることもなく、ペダルを踏む足もくるくる回りました。

乱切りした茄子を生のまま食べてみると、ほんのりと甘くてまるで水茄子。トマトは、酸味と甘さが混ざった懐かしい野菜のトマトの味がしました。採れ立ては良いものだ。

ニンジンはパセリなどと同じセリ科の植物で、葉も食すことはできます。茹でた葉っぱを口にすると繊維質の歯ごたえと苦み、草を食むようでした。ピーターラビットの気分でした。

さ。

※雑感
住宅が広がりマンションや戸建てに囲まれながらも農地が点在しています。いわゆる葉物や根菜を作っている野菜畑だけでなく、葡萄が生る果樹園もあれば、花や庭木を育てているところもある。毎年開催されている葡萄狩りはもぎたてが味わえますし、特に鮮度が大事といわえる枝豆も並んでいたり。ああ、こういう風景を大切にしたいものだと思うのです。

EMIRPs Today(2020-07-15)#1521 ボタンを突っつく

おはようございます、さいとうです。

目の前を歩いていたご婦人がエレベータの前で立ち止まりました。おもむろに(↑)ボタンを傘の先で突きました。

誰も見ていないと思ったのだろうか、大人がやんちゃななことをしている。装いを眺めると帽子に眼鏡、顔が半分隠れる大きいマスクに肘まである手袋、全身完全防備でした。ああ、ボタンに触れたなくないのだとわかりました。

企業の収益や経済を動かすための販促施策は、直接的なものも間接的なものもあります。アイドルの総選挙や握手会の権利を付与した商品販売、限定や先着の半額セールなどは前者の典型です。観光施設の整備補助などは後者の類。

「Go Toキャンペーン」は諸説紛紛ですが、22日から始まることは堅そう。

この施策の難しいところは、還元を享受する利用消費者とサービスを提供することにより経済が回る事業者という受益効果とは別に、同宿泊や移動交通サービス経済と異なる場面で影響をうける可能性があるからに他ならない。自分の力の及ばないところで、望まないことが進むことへの生活者の心情。

大好きな映画のひとつ「かもめ食堂」の中で、フィンランドのヘルシンキで少ない来客のなかでも楽しそうに日本食店を営む主人公は自らの生き方を、「やりたくないことをやらないだけなんです」と答えます。

ご婦人は、多くの人が押したであろうボタンを触りたくなかったのだな。観光や交通業界の弾み車を確実に回すであろう「Go Toキャンペーン」では、同時に、自衛の範囲を超える部分の対応策を促す仕掛けも必要そう。

エレベーターのドアがすっと開いて、ご婦人は箱に乗り込んで行きました。
せめて、安心してエレベータのボタンを押せるようになりたいものです。
(↑)。

さ。

※雑感
それにしても、あのご婦人はすぐ先にあるエスカレーターや階段を使わなかったのは何故だろう。疑問は残ります。守りに入る思考が強くなると、周りが見えにくくなることは良くあることだと思うのです。
社会的な思考がシュリンクしてしまう前に、真っ当な打ち手が必要そう。

EMIRPs Today(2020-07-08)#1516 ひこばえにほっこり

おはようございます、さいとうです。

オフィスで育てている観葉植物ブラッサイアが天井に突き当っていました。最近は新しい葉が出る度に行き場を探すようにくねくねと畝っていました。

葉をすべて落として、目の高さほどに幹を切り落としたのは、ひと月ほど前。先日、幹の途中から葉っぱの赤ちゃんが芽を覗かせ始めました。

植物の生命力には、いつも驚かされます。このブラッサイアが社のオフィスにやってきて10年ほどになりました。当初、幹は麺棒くらいで背丈ほどの高さでしたが、背は1メートル半ほど伸びて幹もペットボトル大に逞しく育ちました。

ばさばさと枝葉を落とし始めた時、遠巻きに眺めていたスタッフがざわざわ。

どうやら長らく癒しをもたらしてくれた緑が捨てられると思ったようでした。何しろ、一番大きい葉は40センチ近くの長さになり、手のひらを広げたようになる掌状複葉も10枚ずつくらい開く、そこにあって当たり前の存在でした。

「大丈夫、そのうち新しい葉が出てくるから」。
素っ裸にされたブラッサイアを目の当たりにして、半信半疑のようでした。

ここまで育っていると、鉢植えと言えども根がしっかりと育っていますから、枝葉を落としたからと言って枯れることはめったになく、2,3か月もするとむくむくと動き始める。「待ってるぞ」、幹を撫でて水をやりました。

さて、幹を突き破ってきたのはマッチ棒の先ほどのちっぽけな葉。エネルギーを集めたこと一目でわかる瑞々しい黄緑色、生命力が漲ります。

これも蘖(ひこばえ)と呼んでいいのかな、こんにちは。ほっこり。

さ。

※雑感
「マッチ棒の先」なんて表現は、もうとっくに古典なのかもしれませんね。火を使わないのでマッチどころか、ライターもめったに目にしない暮らし。マッチ棒の先の大きさをイメージできるのはいくつくらいまでだろう。昭和生まれと平成生まれあたりに境い目があるような気がしますね。

EMIRPs Today(2020-07-06)#1514 週末の寓話

おはようございます、さいとうです。

週末が投票日だった都知事選は、街頭演説もなく、とても静かな選挙戦。開票から瞬く間に小池氏再選と当確の報。狐につままれたような新しい選挙。

土曜日の朝、なんだか無性に稲荷ずしを食べたくなってきました。週末にまとめている買物に向かいながら、すっかり口は甘じょっぱい感じ。お揚げを買えば、ご飯を炊くだけでなんとかなりそうだ。

稲荷ずしもお握りとおなじように三角と丸型がありますが、スマホを覗くと、稲荷ずし用のお揚げは正方形のものを使い、斜めに切るか縦に半分に切るかで三角形と俵型が決まるとありました。良し、三角がいい。

ところが店頭に並ぶお揚げをみると、あの封筒のような長四角のものばかり。んん、算数の図形問題だ。そうか、長方形でも両端を使えば、四角い俵型なら作れそうだぞ、十枚一束のお揚げを手に入れました。

ざるに並べ湯抜きして一枚を3つに切り分けるとちょうどよい大きさでした。真ん中の部分は、細長く短冊に切っておいて冷凍しておくことにしよう。片手鍋に適当に並べたお揚げをお砂糖とお醤油、落とし蓋で炊き上げました。酢飯には紅生姜を細かく刻んで白胡麻と一緒に混ぜ込んでおきました。

小一時間、十枚の両端を使ったのですから20個ものお稲荷さんができました。卵焼きと白菜の漬物と昆布の佃煮を並べて完成。お昼ご飯に間に合った。

さてまだ温かい一つを摘まんで頬張ると、じゅわあと口いっぱいにあの感じ。油の残り加減も、ご飯の詰め具合も、甘さも、醤油も、いい具合です。

ええ、こちらは狐につままれたわけではありません、自分の好みですから。

さ。

※雑感
狐や狸は子供の頃の童話にはよく登場しましたが、実際は動物園くらいでしか見たことがない。大学生の頃に北海道で野生のキタキツネを見かけたのが貴重な体験ですし、狸に至っては見たこともありません。狐と狸の化かしあいは、寓話の世界の話。

EMIRPs Today(2020-07-01)#1511 レジ袋は入用ですか

おはようございます、さいとうです。

有料のレジ袋は必要ですかと、女性の合成音声が問いかけてきました。今日からレジ袋が有料へと移行したことをあらためて知ります。

レジ袋の有料化の動きは、理解が難しい。

有料でもレジ袋を使って欲しいのか、レジ袋は使わないようにして欲しいのかどこか煙に巻かれたように感じる人も多いのではないでしょうか。

レジ袋が路上に落ちていたり、風に飛ばされていたりすると、ああ、散乱してしまうと嫌な気持ちになるのですが、そのことと有料にする動きがどうしても結びついているようには思えないのです。

個装や外箱を廃してパッケージを簡素に改めたり、賞味期限切れの廃棄処分等のフードロスを減らしたりする取り組みは、直に効果が見えることもあり、自分もその動きに歩調を合わせようと心掛けるようにしています。

ぼくの中で、以前から決めている「レジ袋基準」は3つ。

辞するのは、キオスクならば裸で商品を渡されるミントや喉飴などを買う時。貰うのは、菓子パンやお握りなど包み紙がゴミになるため消費後にまとめて廃棄することが望ましいと思う場合。そして自分の手元にやってきたレジ袋は必ず身の回りのゴミを廃棄する際のごみ袋として活用すること。

さて、ひとつ前で精算していた男性がごそごそしながらレジ前を離れません。お弁当と総菜と紙パックの飲み物、さらに店員からお箸とストローを渡され、財布とレシートも一緒に両手で持とうとして、上手く掴めないよう。

レジ画面からは、次の「有料のレジ袋は、、、」との明るい声が響きました。隣でレジ袋に朝の買い物を詰めてもらった女性が、先に出ていきました。

さ。

※雑感
十代のころから鞄よりも袋好きなので、買物トートなんて言葉を知る前から、一澤帆布の袋を愛用し、最近は使わないときには卵一個ほどの大きさになる、シートゥーサミットの袋を買物に持っていったりします。
まだ町の商店街に八百屋や乾物屋があったころ、買った品を古新聞にぽうんっと放り込み、くるくるっと丸めて「おおきに」と声をかけて手渡す若主人。格好良かったあな。買ったものを包むのは、それで良いように思うのです。

EMIRPs Today(2020-06-30)#1489-1510 2020年06月配信分


EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

今朝、胡蝶蘭の最後の蕾が開きました。四月頭から咲き始めて、丸三か月を費やして満開に、2020年は57輪を数えました。

ステイホームという言葉が、もうどこか遠いことのように感じます。

マスクを着けて、人と間隔を空けて、黙って整列する。

街ではそんな情景が日常になりつつあり、それ自体が窮屈を感じるだけでなく、同時に経済的荒波は、仕事面も、暮し面も、生活者個々人に襲いかかってきて、経験したことのないストレスには、表現する言葉や方法を探すのにも一苦労します。

ただ、時間ばかりが過ぎていき、ステイホームも遠く感じるのかもしれません。

6月末は、夏越の大祓。
この時期、数日間だけ、神社に藁を束ねた茅の輪が設えられています。会社の地元にある神社に脚を運びました。

半年間の穢れを祓い、無病息災を祈るという大祓。
今年は自分目線でなく、世界中が良くなるようにと、祈りました。

さ。

2020.06.01 1489 宇宙の旅へ
2020.06.02 1490 足元劇場
2020.06.03 1491 押しピンって何
2020.06.04 1492 レジ袋の値ごろ感
2020.06.05 1493 湘南の海を想う

2020.06.08 1494 ぼちぼち日曜日
2020.06.09 1495 生保も弁当レンチン加減
2020.06.10 1496 きっかけ
2020.06.11 1497 傘の内
2020.06.12 1498 香香はもう3歳

2020.06.15 1499 アジサイの工夫
2020.06.16 1500 夏みかんの皮
2020.06.17 1501 クマと共棲
2020.06.18 1502 おにぎり
2020.06.19 1503 県境越えを新型車両で

2020.06.22 1504 羊飼いと狼
2020.06.23 1505 仮想は速さが勝負
2020.06.24 1506 家電に見る暮らしっぷり
2020.06.25 1507 Take Fiveを聴く
2020.06.26 1508 旅は眺めるために

2020.06.29 1509 椎茸と昆布
2020.06.30 1510 バナナの誘惑