EMIRPs Today(2019-10-11)#1339 曼殊沙華

おはようございます、さいとうです。

同僚から「出身はハンノウです」と聞いたのは社会人に成りたてのころでした。恥ずかしなが初耳の地名で、どの県、いや海外か、なんて思ったのでした。

飯能の先に、曼殊沙華の群生地があると教えられ行ってみることにしました。地図を眺めると、多摩川沿いに遡上し福生のあたりを北に向かうと着きそう。道を引いてみると60キロ、往復120キロですから昼過ぎには戻れる算段です。

曼殊沙華は、彼岸花とも呼ばれ、秋分の日あたりに咲くことで知られます。群生地は飯能駅から北に数キロの隣町、日高市の巾着田というところです。川がうねり形成された河原が囲む丸い平地が巾着のような形をしているため巾着田と呼ばれるようになったのだそう。

いつしか流れ着いた曼殊沙華が花を咲かせるようになり、その後地元の方が整備を進められ、今では500万本が咲くようになりました。

夜明けとともに出発し、とことこ走ること3時間、8時半頃に到着しました。今季の公開催事の最終日であり、すでに最盛期を過ぎているはずなのですが、それでも一面に真っ赤な絨毯が敷かれたようで、妖しく揺れていました。

曼殊沙華はサンスクリット語の「マンジュシャカ」で赤いことを表すそう。仏教では天界の花とされます。曼殊沙華には毒がありますが水に晒すとその毒は抜けるため、良質な澱粉をもつ球根は飢饉を救う貴重な食材でもある。

開花時期には葉をつけていない草花です。しゅっと立ち上がる細い茎の先に、打上花火が弾けたように赤く細い花びらを拡げる。花を咲かせる自らの使命に真っ直ぐで迷いないその姿勢に、本質を大切にするべきだと教えられました。

それにしても、せっかくの飯能は通り過ぎただけでした。どうも遠い町です。来年は曼殊沙華の最盛期に来てみよう、飯能も散策することにしよう。

さ。

※雑感
さて、台風19号が近づいてきていますね。交通関係の計画運休も発表されています。お仕事の方も、お休みのかたも、安全にお過ごしくださいませ。

EMIRPs Today(2019-10-07)#1335 東京最大の牧場ジェラート

おはようございます、さいとうです。

「ダブル、カップで」、夏を思い出すような週末の暑さ。立寄ったのはジェラート屋さん、奥には牛舎が見えていました。

最近、美味しいジェラートが増えたように思います。知人が紹介してくれたふなばしアンデルセン公園のジェラートは好みだし、聖蹟桜ヶ丘の近くのジェラート店も、近くに行ったらつい立寄ります。

週末に食べたのは、西多摩郡瑞穂町にあるジェラート屋さんでした。昨年開業したそうで、外観もひと目でわかるまだまだ真新しい設え、店内に十数席、屋外の席を合わせるとその倍以上の人は座れそうです。お客さんがひっきりなしにやってくるので、注文は行列になっていました。

牛舎が見えているのに、いわゆる酪農っぽい匂いがしないのは不思議でした。建屋があるだけで乳牛は別のところで飼育されているのかなと思ったのですが「そこに、120頭ほどいますよ」と店の方が教えてくれました。

創業70年を超えるその牧場の120頭の規模は、東京で最大。牛乳パックの側面に縦書きで「東京牛乳」と記して出荷されている産地ブランドを支える生産者のひとつ。生乳は、24時間稼働する搾乳ロボにより自動化されて搾られるそう。

カップを受取りました。外の席で風にあたりながらいただくことにしました。おすすめの苺ミルクは、新鮮な生乳がもつ特有の甘さが爽やかでした。

牛舎の奥には、奥多摩や秩父の山並みがすぐ近くに見えました。
そよ風に載ってきたのは、秋草の香りでした。

さ。

※雑感
自転車で走っていると、農業や酪農、漁業などの匂いを直に感じます。
その土地が何年培ってきた土や草木の香りも混ざっているのかもしれません。
匂いで地域を感じることも、楽しみの一つです。
ジェラートカップがなんとも愛らしい様子でした。

EMIRPs Today(2019-10-03)#1333 名残りの露草

おはようございます、さいとうです。

高圧水を使って玄関周りの掃除をしました。あの黄色いマシンは強力です。剃刀で髭を剃り落とすようにするすると、積年の染みや汚れが飛んでいきました。

玄関脇にある室外設備保守用の小石敷に、露草(ツユクサ)が咲いていました。もう十月、気温も下がり始めたのですからきっと今季の最後の花なのでしょう。青紫色の対の花びらの先に黄色と白の蕊(しべ)をもつ、一日限りの可憐な花。

人差し指の爪ほどの大きさの花ですから、普段は遠目で眺める程度ですが、あらためて近くで見ると、特徴的な形状をしていることがわかります。

花びらは全部で3枚、花のイメージを特徴づけているのは大きい2枚です。青紫色で上部にありミッキーの耳のように対で開く花びらがそれです。もう一枚、別に白く小さい花びら一枚が下方に寄り添います。

蕊(しべ)は、7個もあります。雄しべが6個に、雌しべが1個。花の中央に位置し黄色い花粉を携える4本が雄しべかと思っていましたが、アルプホルンのように下に長く伸びる2本も雄しべだそう。雌しべは小さくて見えにくい。

万葉集にも詠われ、古来から親しまれる一年草。その一日限りの花の様子から人生の機微や恋心と重ね合わせて親しまれたのでしょう。

その露草の花言葉は、「変わらぬ思い」。梅や桜のように艶やかに咲くわけでもなく、菖蒲や蓮、菊のように派手な容姿でもないけれど、毎年毎年、必ず同じように可憐な姿をみせてくるのです。

この露草も、また来年、ここに姿を見せてくれることでしょう。
嗚呼、露草のような生き方も良いものだと思うのです。

さ。

EMIRPs Today(2019-09-30)#1312-1330 2019年9月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

時おり登場する自転車は、再開してから彼是、二年半がたちました。とことことマイペースで乗り始めて、30数年のブランクを楽しんでいます。

十代の頃に乗っていたロードレーサーは、10キロ弱の重さでした。それでも、クロモリ鋼のフレームはママチャリよりも随分と軽いものでした。30年の間に、素材は鉄からカーボン主流となり現在の愛車は8キロほどです。わずか2キロほどですが20%近くも軽くなると、手で持ってもわかります。

ところが皮肉なもので、この35年の間に、体重は当時よりも30%近くも増えていたのでした。

さて、二年半の体当たり実験の結果はどうなったのか。

全身にくまなく付いてた30%近い増量分はとれたようでした。そんな余計なものは、大半がお腹周りばかりかと思っていたのですが、靴も手袋もぶかぶかになり、ヘルメットも二サイズ小さくなりました。まるで、着ぐるみを脱いだような感じです。

stravaという自転車やランのSNSを眺めていて気が付きました。目黒通に山手通りから目黒駅に向かう権之助坂という上りがあるのですが、再開した二年半前の半分くらいの時間で登れるようになっていました。

身軽になることは大切なようです。

さ。

20190902 1312 QOLの基盤は頭上に
20190903 1313 秋サンマ、常はドンキ
20190904 1314 駅弁が古典になる日
20190905 1315 現金は安いか高いか
20190906 1316 試飲会の季節

20190909 1317 台風にも勝る葉
20190910 1318 パールの輝きを知る
20190911 1319 リーダーの使命
20190912 1320 サンマの気持ち
20190913 1321 月に照らされたい

20190917 1322 いくつになっても
20190918 1323 そのままドライブ
20190919 1324 柿の葉ずしの仕掛け
20190920 1325 口角をあげてみたけど

20190924 1326 仏足石の足跡
20190925 1327 貿易
20190926 1328 ディープフェイク
20190927 1329 増税と物価と還元と

20190930 1330 赤白の大金星に震えた

 

EMIRPs Today(2019-09-20)#1325 口角をあげてみたけど

おはようございます、さいとうです。

そのあたりは街灯が届かないせいか、時刻表の数字も良く見えません。スマホをかざしてバスの到着を確認すると、あと3,4分のようでした。

闇の中、地面近くで赤い光が上下しながら近づいてきました。隣にはぼんやりと人影が見えます。ああ、犬のお散歩をしているのかな、小型犬のよう。

「こ・ん・に・ち・は」、不意打ちをくらいました。幼子があいさつをしてくれました。薄暗い街灯にようやく照らされたのは、まだ、幼稚園に通う前のような小さい子供でした。

歩きながら、ゆっくりと首を回してぼくの顔を追いかけてきます。そうだ、「こんにちは」、あいさつを返しました、満面の笑みに変わりました。ところが、その笑顔が一瞬で曇ってしまいました。

ああ、薄暗い中で髭面の男が立っていたから、怖かったのかもしれない。子供に怖い記憶を植え付けるのは本望ではないぞ。まったく不慣れながら、精一杯に口角をあげて、世界で一番優しいおじさん風の笑みを作ってみました。

子供はぷんと顔を背けて母親を見上げました。あっ、しまった。ぼくの笑顔の下手さ加減といったら、まったく、初めて巻いた卵焼きみたいなものだから、変顔を通りこして不気味だったのか。なんだか、悪いことをしてしまった。

子供が立ち止まり、ふたたび頭を回してこっちを覗き上げてきました。おや、振り向いたその顔には先ほどの明るい笑みが戻っていました。「こ・ん・ば・ん・は」、少し高くて少し大きい声でした。

そっか、もう暗いのだから夜の挨拶が正しいと思って、言い直したのだね。遠い未来まで見通せそうな丸い目が二つ、じっとこちらを見つめていました。

「こん、ばん、は」、ゆっくりとあいさつを返しました。
今年一番の優しい声を出してみました。

さ。

※雑感
連休の月曜日は秋分の日、この週末はお彼岸になりますね。またまた、大型の台風が発生したとの天気予報。17号だそう。昨今の自然の脅威、ただただ穏やかに収まってくれることを願います。ぼくは、書斎で待つあれこれに、順番に手を付けようかなと思います。

EMIRPs Today(2019-09-17)#1322 いくつになっても


おはようございます、さいとうです。

本日、55歳になりました。

EMIRPs Todayコラムを日刊で書き始めたのは、50歳になった九月ですから、丸5年ほどひたひたと書き続けてきたことになります。それまで不定期に記していたエマープ風味という社内報を、EMIRPs Todayと改めて始めました。

みなさまには、毎朝、おつき合いいただき深く感謝いたします。

小さい頃から文章を書くのが好きでした。小説や詩歌のような創作が得意なわけでも、論文や論説をまとめて主張することに秀でているわけでもなく、その時々に感じたことや考えたことを文章に興すのが性分にあったのでしょう。

頭の中の記憶では、自分自身でしか出し入れできないし、写真や動画に記録して伝えるとその周辺にある情報も同時に映すことになるので、都合の良い場合もあるのですが、自分の真意を伝えるには違和感を覚えたりします。

文字や言葉を選び、文章をを組み立てて内面の想いを伝える随想もあれは、世の中の出来事それは社会や経済の動きについて齋藤自身がどう考えるのかを構成した随筆のようなものもあり様々ですが、毎日、毎朝、その時に感じたことを最も心地良く素直に表現できるのは、ぼくの場合、文章なのです。

誕生日を迎えた朝、これまで育てていただいた社会や周りの方々、先輩後輩、同僚、友人や親族に対する想いで満たされました。感謝。

伊能忠敬は、55歳から日本地図の測量を開始したそうです。最初の観測は、蝦夷だったそうで1800年の9月17日まで滞在し翌9月18日に蝦夷を離れて、その後の幾次にもわたる17年間の測量の旅が始まったのでした。

さて、齋藤寛は何ができるのだろうか。
未来の社会のために、ほんの小さなことでも残せていければと思うのです。

55歳の誕生日の朝に、東京にて。

さ。

EMIRPs Today(2019-09-05)#1315 現金は安いか高いか

おはようございます、さいとうです。

カタンッ。書斎でパソコンに向かっていると郵便函が鳴りました。最近は、宅配もサイン不要のポスト投函が増えたように思います。

増税開始を前に、ヤマトが個人向け宅配便の新料金を発表しました。キャッシュレス決済に比して、現金払いは10円単位で端数分を切上げ。現金を使う方が高い、実質値上げになる体系を提起しています。

良いことだと思うのです。
宅配便等の荷物の受渡しで受領者の確認署名を必要とするルールは、投函配送などで随分と緩和されてきたわけですが、それでもコストのかかる配送工程はいくらでも残っています。

ちょっとした買物でも店頭に行くよりもネット通販で済ませる場面が増えましたが、注文をなるべくまとめて配送機会を減らすとか、投函受取できるようにするとか、対面を前提とする受取人払い使わないとか、生活者目線での小さな気遣いは心掛けています。

一方、決済に関連する運用コストは事業者内で発生する業務も多く、利用者である一般生活者からはなかなか見えにくいものですが、キャッシュレス決済へと移行すると、現金管理のわずらわしさだけでなく業務負荷も随分と減ることは間違いないでしょう。

先日、あるレストランがカード決済の場合はコース料金が高くなるとの話を受けましたが、違和感を感じました。日銭商売をされていて、なおかつ仕入れ調達代金などでまだまだ現金決済が幅を利かせている業界ならではの考えでしょうが、それもあと少しの日々でしょう。

10円玉を握りしめた公衆電話が、いつしかテレフォンカード式となりあれよあれよという間に公衆電話が撤去されて行きました。電話ボックスなんて、ブラウン管テレビ並みの珍しさですから。

小売店や飲食店から、現金レジが消える日も近い。

さ。

※雑感
会社を始めたころにいくつか試してみたかったことがあります。
その一つが、企業内で扱う現金を排除することがあります。20年ほど基本方針を貫いていますが、業務負荷が少ないことは間違いありませんし、むしろ当社のスタッフは事務所内で現金を扱うことに違和感を感じるように思います。

EMIRPs Today(2019-08-30)#1291-1311 2019年8月配信分


EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

先日、高級キッチンを見せてもらいました。

天地の壁には冷蔵庫や冷凍庫にワインセラー、スチームオーブンなどが並びビルトインされ、広々としたアイランドには平滑さを繋いだクックトップの調理ヒーターが組み込まれていました。

キッチン、台所という言葉では表すことができない機能が集約されている。使われる面材も、塗装の仕上げも、意匠統制の取られた空間は単にスタイリッシュというだけではなく、洗練された清潔さに溢れています。

その空間に居るだけで、豊かな感じがするのです。

これからの時代、高級車を買うよりも、高級キッチンを設えた方が、クオリティライフの魅力が高まるのかもしれないと感じました。

さ。

20190801 1291 今夏は17往復限り
20190802 1292 朝顔、おっきいぞ

20190805 1293 電話の桁が足りないとき
20190806 1294 もぐもぐ、タラタラ
20190807 1295 鼻の高低を感じるには
20190808 1296 二の手前に、一の追加
20190809 1297 水筒を煽り一息

20190813 1298 岬のカフェ
20190814 1299 きんきんの車内にて
20190815 1300 台風を駆るヒーロー
20190816 1301 ザクロが生っている

20190819 1302 器を整えて
20190820 1303 模と偽の一線は見えるのか
20190821 1304 マチアルキの支え
20190822 1305 棒受け網漁の狙う先
20190823 1306 「未来の東京」の自分事

20190826 1307 自然体の薪窯
20190827 1308 運転をレンチン並みに
20190828 1309 就活の摂理
20190829 1310 トリッキーな信号
20190830 1311 好きなことを鍵に

EMIRPs Today(2019-08-13)#1298 岬のカフェ

おはようございます、さいとうです。

牛歩の台風に天気図と睨めっこしながら、夏の朝活を企みました。
観音崎の近く、朝8時に開くカフェに一番乗りを目指して出発しました。

明るくなり始めた頃に起きだして支度し、5時15分過ぎに走り出しました。目指すのは55キロ先です。平均時速20キロならばちょうど良い計算、信号などを考えると時速30キロ余りで巡行する加減が目安でしょう。

この時間は陽射しは穏やかですが、空気は夏季特有の水分を含んだ重い感じ。走っていると風で涼むものの、赤信号で止まる度に汗が噴き出てきました。

どうぞ、マダムが扉を開けて迎え入れてくれました。一番に到着しました。よく効いた冷房が熱気を奪ってくれました、水風呂に飛び込んだようでした。おすすめの「パンケーキのセット」をいただくことにしました。

手のひら大のパンケーキが三枚、幾枚も重なった生ハムがレタスとともに。アイスかと思ったのはマスカルポーネ、いちごジャムが添えられていました濃い目でお願いしたコーヒーは、マグカップになみなみと注がれました。

生ハムは燻香がしました。北伊のスペック、今朝、切り始めたばかりなのよ。レタスに絡められたドレッシングが身体に浸みました。ホワイトバルサミコとオリーブオイルだけなのよ。パンケーキはフォーク要らずのほわほわでした。マダムが焼いてくれたそれは、形も焼き色加減も自然体でした。

嗚呼、ぼくのプチ夏休み。素敵なカフェに出会うことができました。

さて、お盆になりましたね。
お休みの方も、お仕事の方も、素敵な体験がありますように。

さ。

EMIRPs Today(2019-08-07)#1295 鼻の高低を感じるには

おはようございます、さいとうです。

朝、歯を磨きながら、何度も洗面鏡を覗き込んでしまいました。
右を向いて、左を向いて、鼻の形をしげしげと眺めてしまいました。

8月7日は「鼻の日」だそう。顔のパーツのいくつかは記念日に定められています。3月3日の「耳の日」や10月10日の「目の愛護デー」は良く知られています。

制定された順番に並べると次のようです。昭和時代に、目、耳、鼻の順に定められていき、平成に入ってから歯の日が定められました。人が日々の生活を営む上で、社会的関心の集まった部位の順番を表しているのかもしれません。

1931年 目の愛護デー(10月10日)/厚生省(中央盲人福祉協会)注
1956年 耳の日(3月3日)/耳鼻咽喉学会
1961年 鼻の日(8月7日)/耳鼻咽喉学会
1993年 いい歯の日(11月8日)、よい歯の日(4月18日)/日本歯科医師会
注記)中央盲人福祉協会による視力保存デーを後に厚生省が目の愛護デーに改称。

鼻の日が昭和30年代に既に記念日制定されており、鼻にまつわる病気や健康維持について意識されはじめていたと知ると、その後のアレルギー性鼻炎や花粉症の罹患拡散も予見されていたのかと感じます。

子供の頃、酷いアレルギー性鼻炎に悩まされ、毎朝、鏡を覗き込んで鼻をどうしたものかと眺めました。そのたびに、鼻が高い、低いとか言うけれど、水平に向かう横向きに高低を表現することに違和感を持ったものでした。だって、高い、低いは垂直方向の大きさのことだぞ。幼心のもやもや。

さて、今朝、久しぶりに鏡と睨めっこをした理由は、今さらながらですが、鼻の高い、低いを感じたからです。

正面から見たらぺったんこ、斜めを向き横目で初めて高さが知れる、拙鼻。

ものごとの状態を知るためには、真正面から正論を振りかざすだけでなく、多少の面倒や工夫をしてでも観察することが必要だと鼻に教わりました。

さ。

EMIRPs Today(2019-08-02)#1292 朝顔、おっきいぞ

おはようございます、さいとうです。

友人から、ずっと育てている朝顔が今夏も咲き始めたと聞きました。毎年毎年、休むことなく朝顔を咲かせる暮らしっぷりに脱帽です。

朝顔と言えば、東京では7月上旬に開催される入谷の朝顔市などが有名ですね。そして、夏が真っ盛りになるこの頃に開催されるのが、朝顔展です。

有名なのは、日比谷公園で催されている「超大輪朝顔展示会」でしょう。当展示会は明治40年に設立の東京朝顔研究会により開かれ、約1000輪の朝顔が並びます。今年は7月28日(日)から日比谷公園常設陳列場で開催中です。

普通の朝顔は直径が5センチから8センチ程度でたまに10センチを超える花が咲くと大きいなあと思います。ところが、この大輪朝顔は上手に育てられると直径が20センチを越えてくると言います。

平成28年には「浦霞5613」という朝顔が最大輪径の記録を更新しています。なんと、25.5センチを記録したそうです。一般にパン皿の直径が15-16センチ、メインディッシュ用プレートの大きいものが25-26センチほどです。

この朝顔「浦霞5613」がいかに「超大輪」なのかがよくわかります。メイちゃんがいたなら「こーんなに大きいの」とでも言うのかな。

さて、今年の大輪朝顔展は、明日8月3日(土)までだそう。東京朝顔研究会によると、朝顔の見頃は9時から10時ごろとのこと。

明日、早起きをして観に行ってみるのはいかがでしょう。

さ。

 

EMIRPs Today(2019-07-31)#1268-1290 2019年7月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

長い梅雨が明けたら、一気に解放された夏の扉。
夏ってこんなに暑かったのか、体温を超える気象記録には日々どぎまぎです。

先日、出先に大急ぎで向かうべく、タクシーに飛び乗りました。
近くで恐縮ですが〇〇までお願いしますと、運転手に告げました。

すると、運転手さんが雨の日のタクシー事情を話だしました。

最近、雨の降り始めのタクシー利用が以前よりも多いというのです。
それもごくごく短距離、すぐ目と鼻の先でも利用されるそう。
東京都の初乗り運賃は410円ですから、コンビニでビニール傘を
540円で買うよりも安いからだというのです。

「なにしろ多摩川を超えると初乗りは730円になりますからねえ」、
「傘代わりにタクシーを使うのは、東京だけですよ」。

ミクロに働いた経済メカニズムがあるようです。
傘を買う代わりに、タクシーにのるのもある種の合理なのでしょうか。

しばらくは、暑い日々が続きそうですね。
歩いたあとに熱中症を避けるべくカフェで身体を冷やすくらいなら、
タクシーに乗ることも選択肢に入る場面もありそうです。

さ。

20190701 1269 折り返しに水無月を食す
20190702 1270 シダの効用
20190703 1271 L and R
20190704 1272 独立の周辺
20190705 1273 鯨と寄り添う

20190708 1274 ツールが始まった
20190709 1275 ブランドと商品名
20190710 1276 皮は包み、革は変わる
20190711 1277 沖縄x711=250
20190712 1278 花火が開く夏の扉

20190716 1279 夏を走る京急”宴”線
20190717 1280 東京の日
20190718 1281 どたきゃんですって。
20190719 1282 国家予算を「視る」

20190722 1283 ボラが跳ねて狙うもの
20190723 1284 濡れるか、傘か
20190724 1285 高知の柚子、北海道の豆
20190725 1286 かき氷の日
20190726 1287 根が育つまで辛抱

20190729 1288 21日間で71秒差
20190730 1289 eスポーツの幻惑
20190731 1290 トーマス、地下鉄を走る

EMIRPs Today(2019-07-16)#1279 夏を走る京急”宴”線

おはようございます、さいとうです。

海岸通りから曲がった道は、「ジュネーブ平和通り」と書かれていました。粋な名前を付ける町だと見上げた駅の名は「青物横チョッパー駅」でした。んんん、このあたりは日本のサブカルの発信源なのか。

実は、京急電鉄がかねて発表していたこの2019年夏限定のイベント、”アニメ『ワンピース』20周年×YOKOSUKA×KEIKYU120周年”という真夏の京急”宴”線企画が、7月8日から始まったのでした。

ラッピング列車が走ったり、オリジナルグッズが販売されたり、京急百貨店の期間限定ストアや京急油壷マリンパークでコラボレーションイベントと同時に駅名までも特別仕様になっているのでした。

企画発表の5月の時点で6駅が公けにされていましたが、7月になり最後の一駅が横須賀中央駅と発表され、合計7駅がデコレーションされます。東京から順番にならべると次の通りです。

青物横チョッパー駅【青物横丁駅】
生麦わらの一味駅【生麦駅】
ゴール・D・ロジャー駅【黄金町駅】
ナミ大岡駅【上大岡駅】
横スタンピード中央駅【横須賀中央駅】
Yアールフィ野比~駅【YRP野比駅】
三浦”海賊王に俺はなるっ!!!!”駅 【三浦海岸駅】
※黄金町駅と三浦海岸駅は、副駅名称です。

そうそう、一日フリー切符で京急を巡り隠れた情報を集めて謎を解くという、謎解きミッションラリーも実施され、その名は「半島ミ・ウーラの冒険」。こちらは、10,000セット限定での販売です。

京急宴線ONE PIECE列車企画は、9月16日までだそう。
京急さん、なかなか、やりますね。

さ。

EMIRPs Today(2019-07-10)#1276 皮は包み、革は変わる

おはようございます、さいとうです。

曇り空です、梅雨の中休みでしょうか、傘は必要なさそうですね。雨の日には革靴で歩くのが少し億劫なので、今日はご機嫌でいられそう。

再来週の選挙に向けて、声高に改革を説く語りを耳にしました。声音で聴くと「カイカク」、全く折り目正しいパキッとした印象を持ちます。さて、改革の「改める」は良しとして、どうして「革」と書くのでしょう。

そもそも、「革」とは何か。

カワには、漢字では皮と革があり皮の方が広い意味を持ち、動物や植物などを覆う表面、肌の意味があります、転じて包むものを指す場合もあります。一方で、革は動物の皮をなめして整えて、他の用途で使えるようにした状態に加工した物のことを指します。毛がついていると毛皮です。

英語では、皮がskin(スキン)、果皮はpeel(ピール)、一方で、革は、leather(レザー)、毛を残すとfur(ファー)という区分でしょうか。

改革の「革」は、皮をなめし加工して厚みを削いで揃えて、拡げて皺を伸ばし、すっかり元の皮とは異なる様態に変えて新たな価値を生む「革」に由来した使い方でしょう。革新や沿革、変革、革命も同じ意図で適用される熟語です。

丁寧になめされた上質な皮は革として、質感や機能性を高めることにより、靴や鞄、革外套などの衣服に仕立てられて新たな命を引き込まれ、以後、何十年も何百年も使うことができるようになります。そして、その革としての役目を終えると、いつかは自然に返ることができる素敵な天然素材です。

改革や革新の「革」も、そうあって欲しいものです。

さ。

EMIRPs Today(2019-06-28)#1249-1268 2019年6月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

G20の影響でしょうか、都内の警官が幾分少ないように感じます。いつもならば、可動式のバリケードを携えて警官が並んで立ち、進入してくる車を覗き込んで睨みを効かせる道路も、ぽっかり。

G20に参加するのは、実は、37の国や機関。

G20のメンバーは、G7+EU+ロシア+新興国の20。
フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、欧州連合(EU)、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ。

招待国及び国際機関は、17で、合わせて37。
オランダ、シンガポール、スペイン、ベトナム、タイ/ASEAN議長国、エジプト/AU議長国、チリ/APEC議長国、セネガル/NEPAD議長国、国連(UN)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行、世界貿易機構(WTO)、国際労働機関(ILO)、金融安定理事会(FSB)、経済協力開発機構(OECD)、アジア開発銀行(ADB)、世界保健機構(WHO)。

そうそうたる集いは、古ならばまるで神無月の出雲のよう。
六月末に世界各地から日本に集うのですから、大祓のよう。

さ。

20190603 1249 燃料電池車で配送だ
20190604 1250 駆けると止まる
20190605 1251 齢の白蝶が咲いた
20190606 1252 キィャー、キィャー
20190607 1253 どこでもショップ

20190610 1254 客船と大橋の背比べ
20190611 1255 山の魚、海の魚
20190612 1256 香香、満2歳
20190613 1257 E3で新ゲーム
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EMIRPs Today(2019-06-25)#1265 のさばる、なんて

おはようございます、さいとうです。

ノウゼンカズラが一斉に咲いていました。夏がきたなあと思う花です。邸宅の柵塀いっぱいに広がっていく鮮やかなオレンジ、元気をくれる色です。

しばらく行くと、空地に蔓性の草がずらずらと伸びていました。葛の類のようにも見えるし、さつま芋か昼顔の蔓のようにも見えます。土を覆い隠すように蔓や葉がのさばる姿に、生命力の強さを感じます。

そういや、「のさばる」って漢字ではどう書くのだろう。

事務所に向かう途上で、あれこれ考えてみても、一向に思い浮かびません。パソコン、スマホで変換ばかりするので漢字を書けないことはありますが、字を書けなくても、漢字があるかどうかは思い浮かびそうなもの。

のさばる。

さっそく、調べてみました。
のんびりしている様子を表す「のさ」と、広がること表す「はる(張る)」の合成語だそうです。通常は、平仮名で「のさばる」と表記するそう。漢字を思い出せなくて、正解だったようです。

のさばるは、欲しいがままに伸び拡がる様子を表しますが、どちらかというとネガティブ・ワードのように思います。わがもの顔でがつがつと振る舞う御仁や勢力をふるい蔓延(はびこ)る状況に使う機会が多いからかもしれません。

ノウゼンカズラが左右一杯に広がっているならば「生い茂る」と言いたいが、蔓性の雑草が伸び放題になっていると「のさばる」と言いたくなるのです。

闇営業やドラッグ、権力に横暴な様子は、のさばる類(たぐい)でしょう。「のさばる」なんて表現を使わなくても良い社会が好みです。

さ。

EMIRPs Today(2019-06-10)#1254 客船と大橋の背比べ


おはようございます、さいとうです。

先日、横浜みなとみらいにて、潮風に誘われてぼぅっと海を眺めていました。穏やかな海面に揺れるほのかな波頭を、朝陽がきらきらと照らしていました。

スタンドアップ・パドルボードを漕ぐ姿が逆光に浮かび、ステージのよう。港の入口では、ベイブリッジの下を大型客船が通過するところでした。

おや、遠目には客船が橋桁にぶつかりそうに見えますが、錯覚でしょう。最近、世界的に流行りの大型客船による海洋クルーズの旅。クルーズ船が大きく、豪華になっているのは間違いないようです。

横浜ベイブリッジが開通したのが1989年。橋桁は海面56メートル。例えば、クイーンエリザベスの高さは、56.6メートル。60センチ足りません。同じ問題が1987年に開通した東京のレインボーブリッジにもあるよう。

橋桁と昨今の豪華客船の高さを比べてみましょう。最近20年で造られた客船がいかに、大きく、背が高いかがよくわかります。

65メートル オアシス・オブ・ザ・シーズ/2009年
62メートル クイーン・メリー2/2003年
56.6メートル クイーンエリザベス/2010年
56メートル 橋/横浜ベイブリッジ/1989年
52メートル 橋/レインボーブリッジ/1987年
45メートル 飛鳥II/1990年
※注記)船の高さは海面から上の高さ。

さて、船が橋をくぐれないからと橋を跳ね上げるわけにもいかない。横浜港では、2019年4月19日に大黒ふ頭客船ターミナルが開業しており、東京港では、2020年7月14日にお台場に東京港国際ターミナルズが完成。

ますます、大型客船の来航は増えるのでしょうね。

さ。

※雑感
初めて、国際航路の船に乗船したのは、1987年のことでした。大阪南港から釜山に向かう旅、開通前の瀬戸大橋をゆっくりとくぐりました。瀬戸大橋は、6つの長大橋から構成された橋群の総称です。大型船が行き交うのは北備讃瀬戸大橋、橋桁の高さは、65メートル。当時はスマホどころか携帯もなく、フィルム・カメラを天に向けました。