おはようございます、さいとうです。
もわもわっと蒸し暑い朝、ゆっくりと進む台風の影響だろうか。蝉が一斉に鳴き始めた、夏の終わりの始まり。
横浜の鶴見から大黒ふ頭に向かって、大黒大橋がかかっている。航路を確保するため、高さは20メートルあり、幅も60メートル超を確保されている。CMで有名になった山陰のベタ踏み坂のプチ、ぐんっと上がってびゅんと下る。
橋の天辺、西には横浜港越しに桜木町界隈みなとみらいのビル群が肩を並べ、南には斜に構えた男前のベイブリッジを眺めることができる。足元を覗きこむと輸出を待つのだろう真新しい車が石畳のように敷き詰められていた。
大黒ふ頭に降りてみた。ベイブリッジの橋桁下では、竿が等間隔に海に垂れ、少し離れた場所に釣り人たちがチェアリングで海を臨む。奥へと回り進んだ。ふ頭に巨大な客船が泊まっていた、何階建てだろう、まるでビルだ、
船首に「Spectrum of the Seas」と書かれていた。駐車場の入口両側に警備員が立っている、「入らないで下さい」、不審なものは1ミリたりとも踏み込ませないとの厳重な体制だ。照り返しの中で重装備は暑いだろう、頭が下がる。
真っ白な脇腹に沿って何人かが歩いていた。豪華船の旅を楽しむ客だろうか。
さて、橋が作る日陰を辿って大黒ふ頭を後にした。
蝉の鳴き声が追いかけてきた。
さ。
※雑感
Spectrum of the Seasは、豪華客船のクルーズで名を馳せるロイヤル・カリビアン・グループの大型客船の一隻だそう。2019年4月に就航している。同客船のホームページによると、全長が347メートル、全幅が41メートルあり、乗客定員は4246人、乗組員数は1551人。
長さは東京タワーの高さよりも大きいし、乗客定員は1000戸級のタワマンと並ぶ規模。船の紹介ホームページを眺めるだけでも、エンタメ仕掛けの深さ分かる。
※下記を参考にしました。
ロイヤルカリビアン ホームページ/スペクトラム・オブ・ザ・シーズ
https://www.royalcaribbean.jp/ships/SC/
※追記
ベタ踏み坂は、江島大橋(えしまおおはし)。鳥取県境港市と島根県松江市との間に架かり、高さは約45メートル。