EMIRPs Today(2022-05-09)#1955 三浦の空の猛禽類

おはようございます、さいとうです。

連休明けの月曜日、扉を開けると胡蝶蘭が咲いていました。四輪も開き、蕾があと何粒か膨らんでいる。卓の上の特等席に移しました。

連休半ばのある日、早朝に家を抜け出し自転車で三浦半島を駆けて来ました。鎌倉街道を南下し由比ガ浜に出て、そこからは、出来る限り海岸に沿った道をなぞって反時計回りに一筆書きする企み。外々べたべたの三浦一周です。

城ヶ島を越えたあたりでちょうど半分でした。ここまで一気に走ってきたので朝ごはんで取り込んだ燃料をすっかり使い果たしたよう。鯖で有名な松輪が近いのですが朝が早いためまだ料理屋も開いていません。しかたがない。高台にある店で止まり、お握りや水を買い込みました。

「袋はいりますか」
「いえ、このままで大丈夫です」
「とんびに気を付けてくださいね」
「えっ」
「食べているものを、手から獲っていきますから」
「そうですか、さっき、びいひょろひょろって鳴いていましたものね」
「いえいえ、とんびの姿が見えていなくてもどこからともなく飛んできますよ」
「そうなんですか」
「壁に背中をつけて食べてください」

ということで、備えつけられた椅子を空けたまま、大きな硝子窓を背負うようにして立ったままお握りを齧りました。しばらくすると、とんびが一羽、二羽と姿を見せ始め、結局、三羽のとんびが頭の上をぐるぐる回っていました。

鎌倉や江の島あたりの、とんびによる食べ物強奪事件をよく耳にします。本来は慎重な性質の猛禽類なので、視力を活かして上空から地上の小さな獲物を狙うよう。それが人慣れすると手元から食べ物を奪うようになるという。いつか奈良公園を訪れた際に、鹿に横腹を咥えられたことを想い出しました。

ぴいひょろひょろ。頭上の彼らは、明らかにぼくの手元の宝物を知っている。最後の一口を頬張り、手をぱんぱんと叩いておきました。

さて、あと半分、帰り道も一気に走りました。

さ。

※雑感
みなさん、連休はどうお過ごしでしたか。仕事のことも、暮らしのことも、日頃に手を付けられなかったことを幾つも片付けることができました。三浦半島ではとんびの環境適応力に感心し、奥武蔵の山の中では、鶯の美声を楽しみながら尾根伝いの峠道を走りました。自然の豊かさと逞しさをあらためて感じた連休でした。

EMIRPs Today(2022-04-28)#1935-1954 2022年04月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

四月に入り、海外に拠点をもつ友人から「帰国しています」との連絡が続々。ああ、動き出したのだと身近なところでも実感する日々でした。

交差点には信号機で進入可否を統制する方法のほかに、環状道路をぐるぐると一定方向に回りながら行きたい道路に離脱する形式のものがあります。あの海外でよく見かけるラウンドアバウト、日本語では環状交差点。

日本でも、ぼちぼちと導入例が増えてきています。例えば、自宅から近い場所だと、神奈川県に3カ所が整備されており、横浜市金沢区、同港北区、横須賀市に見られる。

環状交差点で消化できる時間あたりの交通量に制限はあるようですが、ある程度の交通量までは信号機交差点と違わず機能するそうです。信号機を使わなくとも車両の往来を捌けるばかりか、交通事故の発生も抑制されるという。

信号機を用いて秒刻みで精密に制御される大通りの交差点に慣れてしまっていると、ぐるぐる回って出口がどちらか分からなくならないのかと心配になってしまいますが、取り越し苦労のよう。

地球上の人の流動が回復しつつある昨今、行ったり来たりをがちがちに管理されるのではなく、ぐるぐる回りながらも自律的に動けるような秩序ができれば良いなあと思います。

さ。

#来週は、GWで配信はお休みとなります、次回は5月9日の予定。
#素敵なお休みをお過ごしください。

2022.04.01 1935 踏切を名前で呼ぶ

2022.04.04 1936 海軍道路の桜並木
2022.04.05 1937 老舗オーディオの心意気
2022.04.06 1938 マイナンバーの近景遠景
2022.04.07 1939 プラ資源循環法に思う
2022.04.08 1940 「素」を食べる

2022.04.11 1941 美しい完全試合
2022.04.12 1942 輸送密度2000人
2022.04.13 1943 小学校の教科書
2022.04.14 1944 メタバースへの九十九折
2022.04.15 1945 竹とんぼとヘリコプター

2022.04.18 1946 ハナミズキの坂道
2022.04.19 1947 2年で90兆円、仮想空間
2022.04.20 1948 旅始めは、アートで
2022.04.21 1949 GWの渋滞予報
2022.04.22 1950 アーシーが旨い

2022.04.25 1951 ツツジはマゼンタ
2022.04.26 1952 ゴールデンカムイに思う
2022.04.27 1953 春のバラが届けるもの
2022.04.28 1954 My Neighbour Totoro

EMIRPs Today(2022-04-27)#1953 春のバラが届けるもの


おはようございます、さいとうです。

ゆるやかに曲がり上る坂で、ふわりと甘い香りに包まれました。ああ、バラだ。どこにあるのだろう、首を回してみたけれど見つかりません。

バラは春と秋に見ごろを迎えますが、春の香りの方が好みです。気温が上がるためなのか、春の香りの方が芳醇で豊かに思うのです。近寄ると強めに感じるかもしれませんが、漂いながら風に揉まれて柔らかくなるのが良いのです。

都内ですと、春バラが見ごろになるのは5月中旬です。GWはまだ少し早いのですが、そろそろかなと日比谷公園や新宿御苑、旧古河庭園など名所が公表している開花状況をチェックしたりするのです。

広いローズガーデンでゆっくり楽しめるのは、調布にある都立神代植物公園。400種類5200株と言われるバラの種類と量は圧巻です。シンメトリックに整備された庭園に入ると、異世界に迷い込んだような気持ちになるほどです。

今年こそは見に行ってみたいと企んでいるのは、都電荒川線に植栽されたバラです。荒川区は荒川線を「みどり軸」と位置付けており、都電が荒川区内を走る4.8キロのうち80%近くにあたる約4キロの区間に140種13,000株のバラを植栽されています。

さて、この坂道のどこかで大切に育てられているバラがあるのだろなあ。漂う香りにふんわりと包まれた朝、束の間の香り浴でした。

さ。

※雑感
バラの花をいただきました。この春、新社会人になった若者が初給与が出たのでと届けに来てくれました。自分が社会に出た時には、無我夢中で日々を過ごしていて、これっぽっちも余裕がなかったことを想い出しました。今年社会に出るデジタル全盛の世代ですが、こうやって手渡しでお礼をしてくれる感性は素敵だ。ぼくの、心の奥の柔らかい場所は非デジタル。どうも、ありがとう。一輪挿しに活けました。

※荒川区ホームページ
バラ香る街あらかわを目指して-都電沿線のバラ植栽事業-
https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a043/koen/hana/barakaorumati.html

※都立神代植物公園
https://www.tokyo-park.or.jp/jindai/
春のバラフェスタ/5月10日(火)~5月29日(日)
https://www.tokyo-park.or.jp/jindai/news/2022/50180.html

EMIRPs Today(2022-04-25)#1951 ツツジはマゼンタ

おはようございます、さいとうです。

しっとり濡れたツツジ。艶やかなマゼンタ色が気持ちをあげてくれます。目黒通の街路樹は、もう、すっかり初夏の装い。

マゼンタという色の呼び名を知ったのは、随分と大きくなってからです。

色にあまり敏感な子供ではなかったのでしょう。二十四色の絵具を手にしても、数十色もある色鉛筆をもらったりしても、赤、青、黄、緑や、せいぜい水色、黄緑、茶色くらいでしか区別していなかったように思います。

小学校への通学路には、生垣にツツジを植えた邸宅が何軒もありました。この季節にはいつも見慣れた色のはずですが、濃いピンクと呼んでいました。

明確にマゼンタを意識するようになったのは、パソコンで色を合成するようになってからです。80年代の初頭、米国ではAppleIIが改良が重ねられ、日本ではNECのPC-8001などが発売された頃です。

光の三原色は赤、緑、青ですが、この赤と青を同率で混ぜるとマゼンダになります。ウエブカラー表記では、#FF00FF。数少ない色の表現しか出来ない中でマゼンタは鮮やかで識別し易いので、お気に入り色としてよく使いました。

販促案内などの印刷を扱うようになってからは、色料の三原色のひとつとしてマゼンタが登場し、ますます身近になりました。CMYKと呼ばれるMがそう。Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロ)の三つの色と、KeyPlate(キープレート)となる黒をあわせてカラー印刷するわけです。

今でも、満開のツツジを見かけるとついつい見入ってしまいます。知らず知らずに、好みのマゼンダを発する花を探しているのです。

さ。

※雑感
JISの物体色の色名の中には、そのものずばり「ツツジ色」があります。ウエブカラーの表記では、#CF4078。同じくJISの慣用色の英名ではMagentaがありこちらの表記は、#D13A84。どちらも、光の三原色の赤と青だけで合成して作る鮮やかに振り切ったマゼンタと比較すると少し優しい色合いです。
Magenta色名は、イタリアの地名に由来します。ロンバルディア州のミラノの近くにある人口2万人あまりの小さな町ですが、マゼンタ染料が商品化された1859年にイタリアがマゼンタの戦いで勝利したため、名づけられたそう。

EMIRPs Today(2022-04-22)#1950 アーシーが旨い

おはようございます、さいとうです。

「コーヒーの種類をお選びいただけますか」。朝食に訪れたカフェでは、産地の異なるストレートコーヒーが選べました。

幾つか並んだそれぞれに、簡単に説明が書かれていました。少し苦味があるがすっきりとした香りのものがぼくの好みだ。上から順番に目を走らせました。アーシーな風味と書かれた銘柄がありました。

アーシー、ん、コーヒーの風味を表すときに使われる用語で、片仮名で書かれていると分かりにくいが、英語で書くとearthyです。

ワインはぶどう品種、産地、造り手により、香りや味、余韻の個性が表れます。そこで様子を表す細やかな言葉がいつくもあり、それらを組み合わせてそのワインの共通理解を深めてくれます。コーヒーも豆の種類、産地や焙煎等により味も香りも異なるため、共通理解のための用語がいくつもあります。

トースティ、スモーキーのように焙煎等による良い焦げ香りが表現されたり、タンギィのように果実味をポジティブに表したりするものもあれば、タバコのタールのようなタリーや雑味の多いラフのように、あまり好ましくない場合に使う表現などさまざまです。

アーシーは、どうでしょう。大地、土っっぽい香りがするときの表わしです。トラジャやマンデリンのようなインドネシア産のコーヒーに現れる風味で、大地の風景を想起させる鍵のひとつ、好みが分かれるところでしょう。

運ばれてきたマグカップには、コーヒーがなみなみと注がれていました。「こちらに、飲み頃が書かれているので風味の変化をお楽しみください」、店員から名刺大の手引きを渡されました。

85℃でアーシー、75℃でエキゾチックでスパイシー、66℃でビターなコク。

アーシーを感じるには冷める前に飲まねば。ああ、猫舌には熱い。横浜港の潮の香りを感じながら、土の平原が広がりました。

さ。

※雑感
いただいたカードには、店内で自家焙煎であること、注文後に豆を挽くこと、サイフォンで淹れていることが書かれていました。たしかに、あの一口目の強いアーシーな風味ながらも、すっきりと飲めたのは、サイフォン・コーヒーならではのものかもしれません。

EMIRPs Today(2022-04-19)#1947 2年で90兆円、仮想空間

おはようございます、さいとうです。

三月末に設立された「メタバース推進協議会」の設立会見が報じられました。「メタバース」、最近、耳にする機会が増えた言葉です。

「メタバース」とは何を表しているのでしょうか。まずは、言葉の成り立ち。

協議会によるとメタバースの「メタ(meta)」は「超越した」「高次の」を表し、メタバースの「バース」は「ユニバース(universe/宇宙)」を表すと言い、この2単語の組み合わせた造語が「メタバース」だとされていました。

では、それは何を意味するのか。次のように説明されていました。

インターネット上の仮想空間のことで、現実世界に体がありながらも、仮想空間で利用者が自由に行動できる空間のことです。
出所)メタバース推進協議会、「メタバースとは」より引用。

インターネットが、生活者の日常の暮らしに活用されるようになって久しい。メールやSNSなどの対話や情報発信だけでなく、多くの生活者がインターネット上で買物した経験もあり、預金や振込も、スーパーやコンビニの支払いも、電車やタクシーの支払いもネットを介しています。

先の説明に準えるならば、これらの活動はまだ「現実世界に体がある利用者が現実空間でインターネットを活用している」という段階なのでしょう。

同協議会のホームページには、メタバース市場は、2024年には90兆円規模にまで拡大すると説明されていました。現在、2022年ですから、いまから2年後に日本の国家予算に匹敵する規模になるという。

2022年春、メタバース市場はどれくらいの規模になっているのだろう。
2022年春、すでにメタバースに棲息する世代が描く絵を見たい。

さ。

※雑感
子供の頃、電話が普及し始めたときの様子を描いた絵をみて、不思議な感覚になりました。受話器を手に、座布団に正座し、頭を下げてあいさつしている老婆の姿でした。当時は、目の前に存在しない相手は、現実空間に存在せず、電話上の仮想空間にいたのでしょう。
2年で90兆円市場に達するか、越えるかもさることながら、将来、スマホやVRゴーグルを使って仮想空間で活動する姿は滑稽に見えるかもしれません。

※メタバース推進協議会 ホームページ
https://jmpc.jp/

EMIRPs Today(2022-04-18)#1946 ハナミズキの坂道

おはようございます、さいとうです。

白金台から清正公へと続く坂の両脇に、ハナミズキが満開になりました。

この目黒通の東端にある坂は、日吉坂(ひよしざか)と言います。桜田通から目黒通に入ると、ホテルを左手に見ながらいきなり爪先があがる坂です。

関東で括った地図で眺めると東京は平野の真ん中に描かれることが多いので、平坦な地形を想起しがちですが、都内で車を走らせたり、歩いてみると意外と坂が多いことがわかります。中でも東京都港区は坂が多い町です。

港区によると、区内に坂は100以上あるといい、名前の付けられた坂だけでも89坂もあるそうです。実際、近所を歩いてみると、坂道の近く坂名が書かれた標識をよく見かけます。白金高輪の駅の近くだけでも、名光坂、魚籃坂、伊皿子坂、三光坂、天神坂、桑原坂そして日吉坂とぞろぞろと坂が見つかります。

坂の名称は、地形や景観にちなんだ長い坂の永坂、富士山を見る新富士見坂、海を望んだ潮見坂、一里塚の木があったと言われる榎坂や、そこ住んでいた人や建物に由来すものもあります。

アスファルトで土を覆いつくした道路、スタイリッシュで見上げる建物たちでお化粧された現代の街は美しいものだと思いますが、その下に隠された地形や歴史は忘れがち。

そんな時に坂の名前を追いかけていくだけでも、その土地の古の様子がわかってきて面白いものです。

さ。

※雑感
日吉坂は、能役者日吉喜兵衛が近くに住んでいたといわれると同時に、ひよせ、ひとせ、ひとみなどと書く説もあると言います。朝のひととき、日吉坂のハナミズキには朝陽が斜めに射します。白い花びら、薄緑の新葉を透かして輝き、道の両脇をライトアップします。坂道は平地とは異なる光の加減で、街に表情作ってくれるので好きです。
最近、港区の坂は、乃木坂46、欅坂46、日向坂46の聖地と呼ばれる坂もあり、坂に注目が集まるなら悪くはないと思うのです。

※港区ホームページ
「89」/統計から見る港区 Vol.10
https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/koho/toukei/toukei10.html
「坂図鑑」/キッズスクエア/まちなみ探索
https://www.city.minato.tokyo.jp/kyouikucenter/kodomo/kids/machinami/saka/index.html

EMIRPs Today(2022-04-06)#1938 マイナンバーの近景遠景

おはようございます、さいとうです。

所用で、区の証明書が必要になりました。住民票や印鑑証明の類、あれです。最近は、マイナンバーカードさえあればコンビニで取得発行できるので便利。

区の総合庁舎や出張所の窓口まで足を運ぶ必要がなくなったことは時間面での合理性をもたらすだけでなく、手続きが非対面で完結するので、窓口にて申請して書類の発行や受取を待つ煩わしさから開放してくれました。

ところで、マイナンバーカードをもっと活用できないのだろうか。同カードを大事なものが仕舞ってある保管庫から引っ張り出すのは、せいぜい、証明書が必要なときくらいのものです。運転免許証や健康保険証よりも、頻度が低い。

一昨日、デジタル庁が3月17日に開催した「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ(第3回)」議事録を公開しました。

昨年12月に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」のもと、国民に対する行政サービスのデジタル化として「マイナンバー制度の利活用の推進」が謳われています。生活者が直に接点をもつ必要のある行政サービスにマイナンバーの活用を拡大しようとのことでしょう。

議事を読み進むと、すでに具体的に次のような打ち出しがなされています。
(1)スマートフォンを用いて60秒で手続完結
(2)7日間で行政サービス立ち上げ
(3)民間並みのコスト
出所)デジタル庁、「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル
基盤抜本改善ワーキンググループ(第3回)」議事録

そうか、新しい制度の窓口開設を待つことも一週間程度になり、マイナンバーカードを引っ張り出してこなくとも、スマホだけで一分程度の手続きで済む。つまりは、新店開業時のキャッシュレス決済の導入や活用と同程度でしょう。

マイナンバーを活用する機会は増えてきそうだ。

さて、いまや、電話を架ける際にも電話「番号」を意識しなくなりました。マイナンバー普及も、「ナンバー」を考えなくなることが鍵だろうな。

さ。

※雑感
コンビニの行政サービス、証明書発行機は、コピーなどにも使う複合機が使われていますので、発行までのしばらくの待ち時間は複合機の前でじっと立っていることになります。待っている間、いつも同じ間違い探しの画面が現れて、その仕組みに昭和っぽさを感じます。
そもそも「証明書」を紙で発行すること自体、なくしてもいいように思う。

※デジタル庁ホームページ
「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ
(第3回)」の議事録/令和4年3月17日
https://www.digital.go.jp/councils/Pwml-5Z0/

EMIRPs Today(2022-04-04)#1936 海軍道路の桜並木

おはようございます、さいとうです。

今日は、西暦で読んだら、2と4の数字の行進で楽しそう。
さらに、和暦で読んだら、令和4年4月4日。とっても、偶数な日です。

同じものが並ぶ様子は、人を魅了する要素の一つなのでしょうね。何も数字や文字ばかりではなく、山が連なっていても波が順々と続いていてもそうです。今なら、満開を迎えた桜並木にも、繰り返し並ぶ心地よさを感じます。

横浜の瀬谷にある桜並木を見に行ってきました。

瀬谷の駅から真っすぐに北に向かって「海軍道路」と呼ばれるなんとも物々しい名前の道が通っています。このあたりは、1940年(昭和15年)に日本海軍の「横須賀海軍資材集結所」が建設され、後に米軍が接収し「上瀬谷通信施設」となりました。大きな敷地が広っぱのようになっており、その真ん中を南北に、約3キロの道が通っています。

この道路の両脇に、桜が植えられているのです。まるで欅並木のような背の高い大きな桜が真っすぐに延々と続くのです。現在は横浜市に管理されているこの道路は拡張などの検討され、桜が伐採されるかもしれないと耳にしました。

以前、横浜に住んでいたころに、何度も観に行った桜並木がなくなるかもしれないと知るとなんとも寂しい。桜花の並木は年に一回に限られるので、少しせっかちかもしれないとは思いつつ見納めにと出かけたのでした。

国道246号を西に向かい、青葉台を経由して十日市場の小さな丘をいくつか抜けると、いきなり空が広がりました。大きく左にまがると、桜並木が見えてきました。桜のトンネルを潜ろうと上りも下りも車が連なっていました。

少し傾いだ午後の太陽が、桜花を透かして浮かび上がらせていました。

さ。

※雑感
淡々と並ぶ様子は、ずっと未来へ向かって続くようで安心感に通じるのだと思うのです。整った様子や繰り返す状態に、知らず知らずのうちに先を読んでいるのかもしれません。混沌とした状況は、一旦、似たものを並べてみると整理がつく。

※横浜市ホームページ
(瀬谷区)海軍道路の概要について
https://www.city.yokohama.lg.jp/faq/kukyoku/seya/seya-kusei/20211101162424356.html
海軍道路の桜並木の検討状況について/最終更新日 2022年3月29日
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/default20210315.html



EMIRPs Today(2022-03-31)#1913-1934 2022年03月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

機嫌よくペダルを回している時に、突然、ぷすっと音がしました。空の紙パックでも踏んだのか。いや、しゅしゅしゅうと盛大に響きます。

パンクです。

覚えを越えた勢いでタイヤが緩んできました。釘踏みではないようです。空気が抜け切る前にと急いで、慎重に自転車をとめて路肩に寄せました。

往来のない場所はときょろきょろ、小学校の脇にちょうど良い広さを見つけて移動し、早速、自転車をひっくり返してパンク修理の開始です。

タイヤをぐるっと確認すると、前輪の左側に5ミリほどの裂け目を発見しました。いわゆるサイドカットという類でした。ゴムだけでなく中のコードまできれいに切れていました。ガラス片でもあったのでしょう。

何はともあれタイヤをホイールから外しました。裂け目はタイヤの内側まで達していて、引っ張り出したチューブもタイヤ外側とほぼ同じ長さに切れていました。チューブは予備の新しいものに交換し、タイヤ内面に応急処置を施して、ホイールに組み戻す。しゅこしゅこと携帯ポンプで空気を入れて約10分、まずまず。

今日は大人しくした方が良いようだ。天からの知らせでしょう。近くのポタリングに予定を変更して、ゆるりサドルにまたがりました。

思わぬ場所に、満開の桜をみつけました。
ペダルが軽くなりました。

さ。

2022.03.01 1913 どこまで繋がるのだろう
2022.03.02 1914 河津桜
2022.03.03 1915 通行時の料金理解
2022.03.04 1916 犬も猫も識別チップ

2022.03.07 1917 うららかな引き潮あとさき
2022.03.08 1918 小鳥はどこへ、カラスは
2022.03.09 1919 ケシンと記念切手
2022.03.10 1920 なりもす、えっ
2022.03.11 1921 きびだんごの進化

2022.03.14 1922 花も、団子も
2022.03.15 1923 湯シャン
2022.03.16 1924 アルピナよ、ついに
2022.03.17 1925 夜半の出来事
2022.03.18 1926 ひょこりと春

2022.03.22 1927 太陽に少しもらって
2022.03.23 1928 節電のモノサシ
2022.03.24 1929 完全食、みたび
2022.03.25 1930 機能着もお洒落に

2022.03.28 1931 多摩川スカイブリッジ
2022.03.29 1932 道南の鉄道景色
2022.03.30 1933 型式取り消し
2022.03.31 1934 胡蝶蘭、今季も

EMIRPs Today(2022-03-28)#1931 多摩川スカイブリッジ

おはようございます、さいとうです。

目黒通沿いの桜たちが見事です。都立大学の緑道も、目黒川の両岸も。今朝は、あちらこちらでカメラを構える方をみかけました。

週末、散歩がてら先日開通した「多摩川スカイブリッジ」を渡ってきました。3月12日に出来たばかりの、多摩川で最も下流に架かる橋です。

東京側は羽田空港の第三旅客ターミナル(旧:国際線ターミナル)のあたりに繋がり、川崎側は東京湾アクアラインに向かう浮島の手前に架けられました。

同橋の橋長は674mあり、東京スカイツリーがごろんと寝るよりも長いくらい。多摩川の下流付近には国道を通す大きな橋がいくつかありますが、それらと並べてみると、河口近くの川幅を渡す大きな橋梁だとわかります。

674m 多摩川スカイブリッジ
555m 大師橋/国道131号(産業道路)
444m 新六郷橋/国道15号線(第一京浜)
436m 多摩川大橋/国道1号線(第二京浜)
注記)河口から上流に向かって。

国道1号で多摩川を渡って南下し、川崎側から多摩川スカイブリッジに向かいました。家電量販店の大型配送センターを目印に羽田に向かって左折すると、すぐに多摩川スカイブリッジが見えてきました。

交通量の多い国道を通す多摩川の橋たちとは少し様子が違いました。車道は、片側一車線の対面通行で、上りも下りも車道の両側に歩道と自転車道が広く設けられており、クルマの往来を気にすることなく渡れました。

橋を昇るにつれ視界が広がる。天辺までくると北に羽田空港が広がり、東には東京湾、西には川崎の街と多摩川の上流。春霞でも広く見渡せるのですから、条件が合えば、富士山も眺望できるのでしょう。

欄干に手をかけてぼんやり、多摩川の流れを目で遡っていきました。右岸に、白く揺れている場所がありました、桜が咲いているようだ。

早速、羽田側ですぐに踵を返して川崎側に戻り、多摩川の堤防に出ました。ゆるゆるとお花見をしながら帰りました。

さ。

※雑感
多摩川は二子玉川から河口あたりまで、一般道の他にも高速道路や鉄道の橋も架かっているため、地図上では橋だらけのよう。ところが、いざ、川の対岸に行こうとするとぐるっと回り込む必要があったりします。何気なく渡っている橋が、移動、物流、経済に重要な役回りを担っている。道の大切さを改めて感じる日々です。




EMIRPs Today(2022-03-23)#1928 節電のモノサシ

おはようございます、さいとうです。

灯りを消して静かに過ごす夜、停電を回避できたようでほっとしました。想いを巡らせるだけならば、電気を使わないとぼんやりと考えました。

マグカップでお茶を温めていたら、バチバチと不穏な音がしました。電子レンジの調子が悪くなってきました。まあ、もうすぐ成人年齢に達するくらいですから家電機器としては老体でしょう。そろそろお暇をあげることにしました。

最近はIH系の調理器具が増え、同時に電子レンジの機能も格段に進歩しています。ネットでカタログを眺めていると、こんな料理まで作ることができるのかとプロ級の美味しそうな画像が溢れていました。

ただ自宅の台所にはオーブンもあるし、四つ口の調理台もあるので、電子レンジで日頃よく使うのは、「温める」と「解凍する」という基本機能程度です。加えて「パンの発酵機能」、これは米粉パン用です、があれば充分なのです。

結局、多機能な高級品ではなく、電子レンジ単機能の造りで充分だということがわかり、庫内の大きさを確認して製品を選びました。翌日には、届くのですかあら便利なものです。早速、置き換えました、アースを結線して完了。

十数年が経ったとはいえ、出力ワット数もほぼ同じですから、調理時間も変わりません。機能が絞られているおかげで、スイッチパネルも単純明快。指定席に置いたすぐ直後からすぐに使えるようになりました。

さて、節電の夜。電子レンジを使おうとして、伸ばした手を引っ込めました。

これはどれくらいの電気を使うのだろうか。そもそも、コップ一杯200ccのお茶を温めるのに電子レンジなら何秒だと知っているのに、コンロで沸かす場合にはどれくらいの時間がかかるのかは正確には知らないのです。

電気を使う生活様式が、すっかり浸みついてしまっているようです。

さ。

※雑感
経済産業省によると、23日(水)も東京電力管内は「需給ひっ迫警報」を継続すると言います。朝、オフィスについて窓の近くに座りました。窓からの光りで充分に明るいので、PC作業には十分でしょう。夜中に冷え込んでいたので少し暖房を入れましたが、これは様子を見ながら調整するとしよう。

※経済産業省ホームページ
東北電力管内の需給ひっ迫警報は解除します。
東京電力管内は明日3月23日(水曜日)も 電力需給が厳しいため節電へのご協力
をお願いします。【需給ひっ迫警報(第3報)】/2022年3月22日
https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220322013/20220322013.html

EMIRPs Today(2022-03-14)#1922 花も、団子も

おはようございます、さいとうです。

半袖半パンのジョガー、尻尾が跳ねる大型犬、ヘルメットが歩く野球少年。土手の早咲き桜はすでに開花していました。週末の多摩川には春がゆらり。

土曜日に早起きして、三浦海岸の河津桜を観に行ってきました。金曜も夜になってから思い立って天気予報を調べてみると、朝から晩まで快晴、風も穏やかとありました。あとは体調次第だ。夜半も花粉に絡まれることなく上々。

春霞に富士山はぼんやりしていますが、空は広々。ひたひたと3時間半ほどで京急の三浦海岸駅に到着しました。駅前広場には若いアベックや老カップル、ベビーカーを押す妊婦さんや三世代の連れなど、家族図鑑のよう。

さて、自転車を駐輪して歩こうかとしばし考えました。

歩道からなら河津桜を間近で見上げることができそう。一方、自転車で抜けると道路の反対側から桜並木を望むことができるだろう。せかっくだから、のんびり見たいものだ。手袋を脱ぎ、マスクを着けて、ペダルを踏み出しました。

真っすぐに延びる満開の河津桜が目に飛び込んできました。三浦海岸駅からは登り基調。河津桜と歩道脇の菜の花が、青空を背景に映えます。

風もないのに菜の花が揺れています、シャッターから指を離しました。しばし様子をみていると、菜の花の中から大きなレンズを構えたカメ子がむっくり。空を見上げるような絵図を狙ったのでしょう。上手く撮れただろうか。

花見で幸せいっぱいになり三崎口駅に向かう道、最後に団子が登場しました。つま先上がりの激坂だ。路面には滑り止めの丸い溝が並ぶドーナッツ坂だ。

ふうふう登り切りました。三浦のキャベツ畑が広がっていました。

さ。

※雑感
日本気象協会が先週10日に発表した桜の開花予想日は、東京都千代田区で3月23日となっていました。平年並みと目されているよう。多摩川の早咲きの桜は例年、二週間ほど早く咲く気がしますから腑に落ちます。
河津桜を見上げる人たちは、マスク越しにも笑顔があふれていました。月末には西日本から関東まで満開になる予報。笑顔も満開になりますように。




EMIRPs Today(2022-03-07)#1917 うららかな引き潮あとさき

おはようございます、さいとうです。

東京にも、ようやく春一番が吹きましたね。

午後から風が強くなるとの天気予報だったので、午前中に朝活走をしました。金沢八景の平潟湾まで一気に南下するいつもの順路、やっぱり二時間でした。

石造りの四角い腰掛に座り、お握りふたつに齧り付きます。少しエネルギーが足りないだろうか、うららかな水辺を眺めながら日向ぼっこしました。となりには、投げ入れた浮きを見つめる釣り人がひとり。

お握りを食べている間も、浮きは湾内の平らな水面にじっと佇んでいました。ああ、釣りは辛抱強くないとできない、この釣り人もきっとそうに違いない。ふと彼の足元を見ると、魚籠から尻尾が出ていました。

「何が釣れるのですか」、尋ねてみました。少しだけ頬を緩めて、ささやくように答えてくれました、「鯛ですね」。ぼくの声が大きかったのか、彼の釣りに影響しただろか。今度は小声で「見てもいいですか」、「どうぞ」。

覗いて見ると、魚籠代わりのバケツの中に30センチくらいはありそうな立派な鯛が入っていました。他にも20センチほどの魚が六、七匹は入っていました。「大きいですね」、満面の笑みでうなずき、引き潮になり釣れる時間帯が過ぎたので引き上げるころだと教えてくれました。

さて、ぼくもそろそろ。湾口で浜に降りて潮干狩りしている男性がいました。笊を両手で揺すっています。貝を洗っているのだろう、じゃらじゃら、じゃらじゃら、殻がぶつかる軽快な音が橋の上まで響いてきました。大漁のようだ。

おもむろに来た道を戻りました。

さ。

※雑感
うららかな春の水辺。釣果を手に引き潮に引き上げる人もいれば、引き潮に貝を漁る人もいるわけです。暮らしも仕事も環境変化が大きい時代ですが、状況に応じて見合う動き方があるのだと感じます。
鯛釣りも、貝狩りも、群れずに一人で取り組まれていたのが印象的でした。