EMIRPs Today(2022-10-03)#2055 金木犀も、コスモスも

おはようございます、さいとうです。

今朝の通勤路、どこからだろう、金木犀の香りがほのかに漂ってきました。いつもの道、いつもの朝も、一気に秋が華やぎます。

週末は、夏が戻ったかと思うほど暑かった。コスモスでも観に行ってみようと朝の涼しいうちに自転車にまたがり、しばらく走るとぐんぐんと気温が上がってきました。ボトルの水の減り方が、まるで真夏のようでした。

まずは、千葉チュータウンの牧の原公園に向かいました。住宅街の一画、なだらかな傾斜にコスモス畑が広がっていました。青空を背景に満開でした。

観光地ではないからでしょう、寝起きのような家族連れ、手をつなぐ老カップル、犬の散歩をしている妙齢の女性。ゆうらりゆうらりと揺れるコスモスも、のらり歩く人々も、日常の長閑さ。モンキチョウが順々に花に挨拶します。

さて、まだお昼前だ、もう一か所を周ってみることに。利根川まで丘を下り、川に沿って遡り、柏に向かいました。遮るものがない堤防道路は陽射が直に当たり背中をじりじりと焼きます。気温計は35度に達しました。

到着したのは、あけぼの山農業公園。柏市まちづくり公社が1994年に開園した「遊んで学べる花の里 体感ファーマーズパーク」をテーマとする公園です。コスモスは風車の近くの花畑に広がっていました。夕焼けのような色のキバナコスモスが満開、白や薄紅のコスモスは三分咲きくらいでしょう。

公園には、カップルや親子連れ、カメコ、デイキャンパーで溢れていました。花の中で素通しの額縁だけが宙に浮かびます、コスモスと一緒に納まる撮影用だ。となりには木製の扉、どこでもドアのよう。見つけた子供たちが走り寄って行きます、満面の笑顔で記念撮影をしていました。順番、順番。

色とりどりの花に囲まれると、気持ちがあがりますね。
帰り路、日本庭園の脇を抜けるときに金木犀の香りがしました。

さ。



EMIRPs Today(2022-09-30)#2035-2054 2022年09月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

先日、一年ぶりに長野県の小布施(おぶせ)を訪れました。

昨年は、クルマで高速道路を使って往復しました。今年は、北陸新幹線で長野駅まで出て、そこから長野電鉄に乗り換えて小布施へ。実に45年ぶりの長野電鉄、とことこと長い野原の景色を楽しみました。

小布施のイントネーションは、↑↓↓もしくは↑ー↓だと思っていたが、長野電鉄の車内放送では、↓ーーもしくはーーーと聞こえた。

聴き間違えたのだろうか、いや、駅前の観光案内やお店、施設でも、接した人々は、みんな一様に、↓ーーもしくはーーーと発音されていた。

そうだったのか。ぼくがなんとなく標準語っぽく↑↓↓と思い込んだのか。現地に行って、直に空気に触れてみなければわからないものだ。

レンタサイクルをお返しする際に窓口の方が声をかけてくれました。
「↓ーーは、いかがでしたか」と、よし来たぞ。
「↓ーーは、素敵なまちですね」と、答えました。

にっこりと微笑んでくださった、ああ、うまく言えたようだ。
旅は良いものです。

鞄に、小布施ワインと和栗のペーストを詰めて帰りました。

さ。

2022.09.01 2035 防災訓練に思う
2022.09.02 2036 大分の干ししいたけ

2022.09.05 2037 観葉植物の点検
2022.09.06 2038 白金の空にも旅客機
2022.09.07 2039 一ドル140円にぴくり
2022.09.08 2040 秋刀魚の切れ味
2022.09.09 2041 電車を待ちながら

2022.09.12 2042 稲城の梨園にて
2022.09.13 2043 若手料理人のまほろば
2022.09.14 2044 秋桜(コスモス)
2022.09.15 2045 パンの耳を食べる派
2022.09.16 2046 一般鉄道の自動運転

2022.09.20 2047 無双の和太鼓
2022.09.21 2048 身体の構造改革
2022.09.22 2049 決済のポーズ

2022.09.26 2050 スペインの高速鉄道事情
2022.09.27 2051 白くても茄子
2022.09.28 2052 小惑星を弾く
2022.09.29 2053 帝国劇場のシナリオ
2022.09.30 2054 カカオの影ふみ






EMIRPs Today(2022-09-27)#2051 白くても茄子

おはようございます、さいとうです。

雨の翌日、いつものように「せたがやそだち」の直売所を覗いてみました。店の前に人影がある、丁度、農園主が品出しをしているよう、どれどれ。

茄子が何種類か並んでいました。さすがに採れたては色が深い。新鮮な茄子の艶やかな濃紺色は他の野菜にはない特有の煌びやかさがある。農主が引いてきた外遊び用の真っ赤な荷車の中には、まだ何種類か野菜が載っていました。

ほおこちらは白茄子だ、珍しい。真白い皮に頭の部分が黄緑色になっている。大きさは缶ビールとペットボトルの中間くらい。そのつぎも、茄子だ。薄っすらと緑色、これも白茄子の一種だろう。二つずつ袋に入れられていました。

茄子は種類が多くて形も様々。丸把手くらいのぷるんとしたものから、京野菜の丸い加茂茄子、九州の大長茄子や泉州の水茄子など、あれこれ思い浮かぶ。共通しているのは、みんな艶やかな茄子紺色をしていることだろう。名実ともに異色は白茄子。形や大きさに加えて色まで違うのに茄子だと分かる、愉快。

さて、人目をひくオーラを放つ白茄子たち、演技次第では主役候補だ。

「優しい味で美味しいよ」とご主人。白色と薄緑色とでは、皮の厚みが少し違うのだが、味も食感もどちらも違わず優しいよと教えてくれました。こちらの直売所の白茄子は多摩川近くの玉堤の畑で育ったものだそうだ。

さあ、白か薄緑の方かどちらにしようか、いや、両方ともいただいていこう。ご主人に代金をお支払しようとしたら、そちらに入れておいてと透明の代金箱を示し、振り向いてにっこり。あくまでここは、無人の直売所なのだ。

白茄子の優しい食感は、まるでフォアグラのように滑らかだとも例えられる。多摩川沿いの畑で富士山を眺めがら育った白茄子、ああ、縁起が良さそうだ。

さ。

※雑感
今日は国葬が執り行われるため、都内は交通規制が厳しいよう。武道館近くでは道路だけでなく、歩道も通行禁止のカ所もあると報じられていました。外出の際には早め早めに動いた方が良さそうですね。どんな様式で執り行われたとしても、どれほど賛否の議論がされたとしても、将来に歴史を振り返ると国葬と刻まれることに違いはないのだろう。

EMIRPs Today(2022-09-21)#2048 身体の構造改革

おはようございます、さいとうです。

いつものように開け放した掃き出し窓からは、冷りとした風が流れ込む。玄関を出ると隣家の植栽にほんのり紅葉も見らました、ああ、秋です。

先日、ひさしぶりにフェースブックに自画像を載せたところ、また痩せたのではと友人。たしかに緩やかにですが体重が減ってきました。少しそのお話を。

数年前に自転車乗りを再開した際には、みるみる身体が絞られていきました。短期にボディメイクするジムに通ったり、減量のための食事を管理することもなく、週末サイクリングばかり。運動量が合っていたのでしょう、月に1.5キロ目安で減じていき、70キロを割ったらぴたっと止まりました。

この歳、この体格の基礎代謝と運動消費、食事摂取カロリーがバランスしたのだと理解しました。リバウンドを観察しましたが自転車に乗り続けていると安定しており、事情で数週間ほど乗らないとゆるゆると体重が増え、乗り始めるとまた70キロを割って落ち着くので、均衡点に載ったようです。

最近、新たに変化があったのはグルテンフリーに取り組み始めてからのよう。一年半ほどの間に2キロほど減じたようです。この変化は、飲食や飲酒の量、運動量に左右されることなく、ゆっくり、ゆっくりと進みました。

グルテンフリーは小麦粉由来の食を摂らないだけなので、ほんの少しだけ気を遣えば、日常生活に採り入れることもそれほど難しくはないです。パン類やラーメンやパスタ類、クッキーやケーキを控えれば良い。ご飯や大福、煎餅やおかき、麺類も十割蕎麦やビーフン、フォーなどは問題ない。小麦アレルギーではないので、パン粉を使ったコロッケ程度は目を瞑ります。

今、BMI値では22前後でバランスしました。病気になりにくい値だそうです。たしかに、花粉だけでなくアレルギー反応は限りなく影を潜め、風邪をひくことも、頭痛に悩まされることもほとんどなくなりました。

自転車を再開してから5年半が過ぎました。
50代の身体の構造改革白書。

さ。

EMIRPs Today(2022-09-20)#2047 無双の和太鼓

おはようございます、さいとうです。

ダダッ、ダダッ、ダダッ、ダダダダダッン!
初めて聴いた和太鼓の公演は予想を遥かに超えた勢いで音が迫り来ました。

和太鼓公演のご招待券をいただきました。以前から一度は聴いてみたいと思っていましたので嬉しい限り。今年の芸術の秋は和太鼓鑑賞で始まりました。

いただいたのは舞台正面の全貌が見渡せる特等席だ。早速、演目の予習です。公演は二部構成で十二曲のセットリストが用意されているようだ。客席の明りがゆるり落とされました。ざわつきが収まり、滑らかな闇に包まれました。

タンッ。瞬時に空気が張り詰めました。
タンッ。いよいよ公演が始まりました。

太鼓は英語ではdrum、バンドで叩くドラムはすっかり日本語でしょう。ドラムと聞くと洋楽器を思い、太鼓と聞くと和太鼓だと感じてしまうのは昭和世代だからだろうか。和太鼓では組紐で締めあげられる鼓や、櫓の上に載せて両側から打つ大太鼓まで様々な形状が思い浮かびます。

太鼓の種類や大きさにより音色や音域が異なることや、打点やその強弱で多彩に表現されることは知識では知っていましたし、映像や動画で見たことも、祭太鼓を遠くに眺めてみたこともありましたが、生の演奏会は初めてです。

着座で太鼓を愛でていたかたと思えば、ロックバンドのベースのように斜めに掛けた太鼓を叩きながら舞い踊る。独奏もあれば幾人かの奏者が絡む楽曲もあり、大小さまざまな和太鼓が登場しました。まるで岩山のような大太鼓に向かう奏者の背中が大きい、隆々とした肩が瞬時に動き、怒号の唸りを奏でる。

ああ、大自然の中に佇み、草原を走る風の音や峡谷の滝の轟きに耳を傾けて、森の大木たち、雷や雨、高く広がる空に包み込まれているようだ。

ダン、ダン、ダンッ。ダダダダダッ、ダダダダダダッン。

桴(ばち)が、視覚を超越した速さで繰り出された。
人と自然界が混然一体となった世界が創りだされた。

さ。

※雑感
小さな桴(ばち)はお箸くらいでしょうか、大きいものは野球バットよりも太く長そうなものもありました。胴を叩く音は甲高く、皮は大きな音を創る。客席まで十数メートルしかないのですが、奏者の叩く動きが速く、耳に届く音の速度が追いつかないよう。花火のように音が遅れて届きました。生演奏ならではの迫力でした。すごいものだ。

EMIRPs Today(2022-09-13)#2043 若手料理人のまほろば

おはようございます、さいとうです。

近くに、お昼のひと時にだけコース料理を出す店があるらしい。噂話を聞きつけた知人が教えてくれました。ほおお、映画か物語にありそう。

最近、飲食店も元気になってきたと思います。休業や時短営業から転じて、工夫を凝らした料理で販促に打ってでてくる店もちらほら見聞きします。

街中経済の計り方には様々ありますが、料理屋が活発になると臨場感が違う。何しろ、食べる客の出入りだけでなく、鼻孔をくすぐる香りが路地に漂い街の匂いを彩る。通行人の五感も刺激されて、足取りも軽くなるように思う。

さて、その店は恵比寿駅から少し離れた立地のよう、白金から歩いても15分で着くでしょう。小雨がぱらついている、往来する都バスに飛び乗りました。

夜にお酒を供する小料理屋や居酒屋が昼に定食を揃える姿はよくありますし、最近ではバーの空き時間を間借りして出す昼カレーが話題になったりします。

その店は昼フレンチでした、夜はバーだそう。予約が入ったときだけ店先に小さな看板が掲げられシェフがコース料理をふるまう。店を持つ夢に向けて研鑽を積む若い料理人がレシピや仕立てを試行錯誤、成果をお客様に供している。

どうぞ、カウンタに通されました。今日は私達だけのようです。平皿に注がれた北海道のコーンスープから始まりました。前菜は小田原の真あじの燻製と焼茄子が香草で包まれ、お魚料理は新潟の焼いた甘鯛が澄んだ牡蠣のスープに浮かび酢橘が添えられました。素材の産地から調理仕立てまで丁寧に教えてくれます。お肉料理は牛、お菓子はクレープへと続きました。

もちろん間借りの仕掛けですから、シェフが一人ですべて回すワンオペです。「一日に一組か二組でお願いしています」、と満面の笑み。夢が浮かぶ。

おとぎ話に迷い込んだような時間でした。

さ。

※雑感
入国規制も緩和されるよう。元気な社会が戻ってくるのが楽しみです。テレワークやワーケーションなど模索された多様な働き方は、短期間で、働く価値観を形成した。食に関する産業も大きく変わる時期だと思うのです。外食も、中食も、家庭内における調理や食卓、食事時間のあり方もそう。従来の食産業の姿に戻るよりも、新しい姿が生まれることを期待します。若い料理人のチャレンジの場を楽しく思いました。

EMIRPs Today(2022-09-12)#2042 稲城の梨園にて

おはようございます、さいとうです。

九月も半ばになり、ずいぶんと過ごしやすくなってきました。朝の窓から流れ込む空気は冷り、薄暮には虫が奏でる。

朝活ポタリングで多摩丘陵界隈をぐるりと走った帰り道に、稲城に立ち寄りました。そう、梨が旬を迎えています。南大沢から多摩川までは下り基調です、関戸橋を右折してしばらく進むと稲城。まだ九時、少し時間が早いだろうか。

梨園が賑わう矢野口あたりを散策してみました。建屋を構えている販売店舗はまだ開店前だが、直販所はすでに営んでいるようだ。果樹園の脇に農主が小屋を建てて営むあれです。窓先に梨が並んでいました。

梨は品種により収穫時期が異なります。早生種の稲城はもうおわり、今は豊水や秋月が旬にあたり、実が大きくなる新高は、二、三週は先でしょう。

何年か前に購入したことのある農園前に幟があがっていました。自転車を停めて、店を覗くと向こうからもこちらお覗いていました。年配のおばあちゃんが店番をしていました。「こんにちは」、少し耳が遠いよう。もう一度、今度は少し大きめの声で「こんにちは」。「はあ」、返事が返ってきました。

秋月と豊水が並んでいました。品種と大きさの違いで分けて、籠に盛られていました。「大きい方が美味しいよ」と目尻の皺が優しい。ゴロンと大きな実が積みあがった山をいただきました。

もうひとつ、大きな実を両手で包んで持ってきました。「これ、食べて、鳥に突かれたものだけど」、年季の入った手のひらで、愛おしそうに梨の肌を撫でます。おまけにつけてくれました。「どうも、ありがとう。うれしいです」、バッグを開けて詰めました。

おばあちゃんは、おもむろに振り向くと、今度はズッキーニを手にしました。「このきゅうりも食べて、甘いよ」、えっ、きゅうり。ゆうに長さは30センチを越え、太さは大根ほどもありそう。たった一本で五、六本分の重さはありそう、手にずっしり。「ありがとうございます」。

折り畳みのデイバッグが、ぱんぱんになりました。
梨を傷めないようにと、道の凸凹をかわしながらゆっくり帰りました。

さ。

EMIRPs Today(2022-09-07)#2039 一ドル140円にぴくり

おはようございます、さいとうです。

9月に入り、一ドル140円超えの為替あたりでゆらりゆらり。学生の頃に、トラベラーズチェックを手に入れたときのレートと近いよう。

1980年台は為替が激動、1985年のプラザ合意を経て円高に大きく動きました。同年の年初に1ドル240円前後だったレートが、みるみる円高が進行してわずか2年ほどで1987年には1ドル140円ほどまで進行したのでした。

一ドルを買うのに240円必要だったものが、100円近くも円高に動いたのです。貿易を担っていた方は大変だっただろうと思いますが、呑気な学生にとっては海外旅行が近くなるぞと、好機にわくわく、そわそわが止まりません。

手当たり次第に、旅行誌やガイドブック、カード会社の機関誌などを見ては、旅を妄想していたわけです。ただ、現在のネットのような情報の即時性には乏しく、為替レートは時々刻々と変化し一か月もすれば意味のない数字になる。

異国の記事を読む時も、読者のことを考えて日本円換算して料金が示されているものでは、取材時の為替ベースですから情報の信憑性がはなはだ怪しい。

できる限り、外貨建てで料金が記載されている記事を探しました。ドルはまだ分かりやすいのですが、当時は欧州諸国もユーロではなく各国の通貨が使われていましたから、もうひと捻り。その時々の国別の為替と睨めっこしながら、旅に必要な資金を目算し、単なる妄想を計画へと深めていったわけです。

「一ドル140円」あたりの数字をみると、当時の異国の情報を集めていた時の青い冒険心や好奇心が奥底から湧き上がってくる。

今は、とても世界が近い。

さ。

※雑感
「一ドル100円」でも、「一ドル120円」でも、まったく心が動かないので、ぼくにとっての旅心のマジックナンバーは「一ドル140円」なのでしょう。為替レートを基にして、情報を整理しなおして、自分の好みの旅を企てる。かなり、強い刷り込み効果があったようです。

EMIRPs Today(2022-08-31)#2014-2034 2022年08月配信分


EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

お台場の大観覧車は、本日、2022年8月31日をもって営業終了だそう。20年余りに、延べ2100万人を乗せたと言います。

甘酸っぱい気持ちや家族の笑顔が重なる方も多いことでしょう。9月には解体されるという大観覧車、その概要を振り返ってみます。

直径 100メートル
地上 115メートル
ゴンドラ 64台(うち4台はシースルーゴンドラ)
料金 ¥1,000(12歳以上)/¥500(子供)
時間 約16分間
開業 1999年3月

開業当時には、大阪の天保山大観覧車を超える世界最大の観覧車だと話題になったことを想いだしました。

その後、ロンドン・アイ観覧車(高さ135メートル)や中国の南昌之星(同160メートル)、シンガポール・フライヤー(同165メートル)、米国・ラスベガス・ハイローラー(同167.6メートル)などの大観覧車時代が幕を開けました。ハイローラの直径は、約160メートルと言いますから、観覧車を横から見た際の面積ではお台場の2.5倍近くの面積にもなる巨大なものです。

お台場の大輪の花。
何度も乗った方も、遠くから眺めた方も、想いは様々でしょう。

さて、最終受付は19時だそうです。
混雑が予想されますので、お出かけの際はお早めに。

さ。

※お台場 大観覧車ホームページ
http://www.daikanransha.com/

2022.08.01 2014 猛暑の週末は自宅で
2022.08.02 2015 コーヒー代も上がり
2022.08.03 2016 ハサミ
2022.08.04 2017 鉄道のプレミアム硬貨
2022.08.05 2018 そもそもの話

2022.08.08 2019 昔は鉄道でした
2022.08.09 2020 ベルギービール
2022.08.10 2021 グリーン・アテンダント考

2022.08.12 2022 月と風と

2022.08.15 休刊
2022.08.16 2023 8月15日、名残り
2022.08.17 2024 完全な「大」文字
2022.08.18 2025 旅とお菓子は仲良し
2022.08.19 2026 バイクの日に思う

2022.08.22 2027 高校野球の決勝日
2022.08.23 2028 処暑は秋
2022.08.24 2029 袋の常識
2022.08.25 2030 美味しい店をどう探す
2022.08.26 2031 手書きを支える道具

2022.08.29 2032 キッチンカーの効用
2022.08.30 2033 デジタル時代の消費道徳
2022.08.31 2034 世界初の水素列車

EMIRPs Today(2022-08-26)#2031 手書きを支える道具


おはようございます、さいとうです。

愛用している万年筆のキャップの天冠近くにうっすらとヒビが入ってきました。プラスチック製なので経年劣化なのでしょう、もう一度、指でなぞりました。

ペリカンの万年筆はキャップがネジになっていて、きゅっと締めると気密性が保持されます。一、二か月放置していても、ペン先が乾かない優秀な仕組み。もっとも、日々何かしらの文字を書きますから、長く閉めっぱなしにしたのは太いペン先の方を試していて、しばらく二番手になったときくらいです。

毎日ペンで書くたびに、きゅっきゅっと開け閉めするわけですから、いい加減にキャップが悲鳴をあげたのでした。黒いレジンで視ずらいいものの、指先で探ると小さな段差が伝わってきます。早晩、ヒビが拡大するだろうし、そうならずとも気密性が失われることになりそう。

ペン先、ニブを観察しました。先のペンポイントも綺麗な形を保っているし、インクが通るスリットにずれもなく綺麗。まだまだ現役で活躍できるはずだ。

まずはネットで調べてみました、このペンのドンピシャの症例が判然とせず。キャップが壊れたら手放してしまうのだろか。これは専門家に聞こうと、出かけた際に、東京駅近くの老舗の万年筆売場に立ち寄りました。

かくかくしかじか、「直りますか」、万年筆を鞘から抜き店員に渡しました。年配の女性店員は慣れたもの、ルーペを取り出し覗き込み、即座に、補修部品があるので直ると診立てました。棚下から引っ張り出してきた電話帳大の冊子には万年筆のモデルごとに部品と値段、工賃などが書かれていました。

外キャップだけのようですので工賃込みで3000円ほどです。ただ、内部も傷んでしまっていたら、お高くなるかもしれません。出してみないと分かりませんが大切になさているようなので、上限を決めて修理をなさったらいかがですか。

なんと気の利いたご提案なのでしょう。愛着のある道具は、気の置けない友達のようなもの、長く一緒に過ごしいたいと思うものです。

ただいま、修理が混んでいるので2か月ほどかかりそうですがよろしいですか。

「ええ、よろしくお願いします」、しばらくお預けすることにしました。

さ。

※雑感
年々、手書きの機会が減ってきています。スマホ、PCを使うだけでなく、紙の書類を使う手続きや場面自体が減っているからです。万年筆もインクを補充する間隔がゆるゆると遠くなってきました。もともと、上手でもない手書きの文字が輪をかけて不細工になっていて、苦笑することもしばしば。メタバースやVR、ARばかりか、日常の暮らしの中でも手書きは減りました。子供の頃、毛筆で綴られた古書をみても読めないと感じました。あと数十年もする未来の子供は、手書きの文字は判別が難しくなるのかもしれませんね。

EMIRPs Today(2022-08-23)#2028 処暑は秋

おはようございます、さいとうです。

今日は、処暑(しょしょ)。立秋を過ぎ暑さが止まる頃という。隣家に咲く百日紅の足元では、花びらたまりがふわり。よし、ジテツウだ。

二十四節季では、四季の始まりは立春、立夏、立秋、立冬と季節が「立」つ。そこから、各々5つの節気が続きますので、全部で24節気となるわけです。「処暑」は14番目、秋の二つ目の節気として登場します。

春は、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨。
夏は、立夏、小満、芒種、夏至、小暑、大暑。
秋は、立秋、処暑、白露、秋分、寒露、霜降。
冬は、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒。

名称には規則性があります。

時期でみると、季節は「立つ」で始まり、季節の中ほどは春分、秋分の「分ける」か、夏至、冬至の「至る」で表されています。

また気候でみると、その深まりを夏は小暑から大暑、冬は小寒から大寒へと、「小」から「大」への変化でとらえます。夏は暑くなり、冬は寒くなる。

興味深いのは秋の節気です、「暑」と「寒」が登場します。処暑と寒露。立秋が過ぎてもまだ暑さが残るのは誰もが知るところ。ようやく峠が過ぎて暑さが止まるのが「処暑」という表しなのでしょう。

子供の頃から一学期と二学期の間の休みは「夏休み」と刷り込まれているせいか、7月下旬から8月末までの休みの間は「夏」だと身体が覚えています。季節の変化よりも、暦を基準に、夏休みの間は夏なのだと。

もし、「夏休み」を「夏秋休み」と呼んでいたなら、八月下旬に朝晩が少し涼しくなり始め、朝顔が満開となり、虫の音が聞こえてくるようになる様子を、「秋」の出来事として理解したのかもしれません。

それにしても今日は蒸し暑い、オフィスに着くころには汗だくになりました。処暑は、まだまだ暑いよう。熱中症にご注意くださいませ。

さ。

EMIRPs Today(2022-08-18)#2025 旅とお菓子は仲良し

おはようございます、さいとうです。

雨もぱらつく薄曇り、盆も過ぎて朝もずいぶんと涼しくなってきたよう。今年のお盆には、帰省や旅行も戻ってきたようでした。

観光庁が昨日発表した「旅行・観光消費動向調査 2022年4-6月期(速報)」では、国内旅行消費額が上向いてきたことが示されました。同期間における国内旅行消費額は4兆4190億円となりました。

同四半期で比較するとコロナ禍前の2019年の5兆9947億円の約3/4の規模まで回復してきており、2021年の1兆8557億円と比較しても2.4倍となりました。

〇4-6月期の国内旅行消費額比較(2019年を100%とした比率)
2019年 5兆9947億円(100%)
2020年 1兆0046億円(16.8%)
2021年 1兆8557億円(31.0%)
2022年 4兆4190億円(73.7%)
出所)観光庁、旅行・観光消費動向調査 2022年4-6月期(速報)

さて、この「旅行・観光消費動向調査」ではきめ細かく旅行関連消費が把握されており、旅行前の消費行動の中には「菓子類」という分類があります。そうだ、昭和世代にとっての遠足の約束「おやつは三百円まで」を調べてみよう。

統計区分では「日帰り」旅行、目的は「観光・レクリエーション」が「遠足」にもっとも近そう。「菓子類」の旅行前の平均購入額は388円でした。約1/3の人が事前にお菓子を買い込み、購入者の平均単価は1000円を越えます。

〇「日帰り旅行」x「旅行前>菓子類」の消費額
観光・レクリエーション 388円(購入率33.7%、購入者単価1,154円)
帰省・知人訪問等    1,174円(購入率47.1%、購入者単価2,491円)
出張・業務        205円(購入率18.5%、購入者単価1,194円)
出所)同上より引用

遠足のしおりの片隅に「おやつは、三百円まで」と書いていなくとも、数百円から千円程度のお菓子を手に、旅行に向かう人が多いことが分かりました。

旅とお菓子。幼いころの刷り込み効果なのでしょうかね。

さ。

※雑感
「おやつは三百円まで」は、その上限が二百円だったか三百円だったかは記憶が定かではない。「バナナを含みますか」、なんて漫才や漫談のネタになったりしましたから、昭和という時代を象徴する約束事だったのでしょう。お菓子屋さんも心得たもので、品定めに困った子供に上手な組み合わせを教えてくれたり、中身が見えるビニール袋に入れてくれたりしたものだ。令和の「遠足のしおり」にはどう書かれているのだろう。

※観光庁 プレスリリース
旅行・観光消費動向調査 2022年4-6月期(速報)
https://www.mlit.go.jp/common/001498059.pdf
集計表(速報)
https://www.mlit.go.jp/common/001498060.xlsx

EMIRPs Today(2022-08-16)#2023 8月15日、名残り

おはようございます、さいとうです。

昨日は平日ですが休みがとれたので夏休み、甘美な響きです。午前中の涼しいうちにと走り出したのに、すぐに瀧のような汗、恐るべし夏。

100キロ走を目論む。東京湾をひたひたと南下して50キロに達したら折り返すことにしました。環八を左折し2、3キロで、すでに汗が噴き出してきました。熱中症にならないよう、小まめに水分を摂った方が良さそうだ。

15分に一度の目安でボトルの水を飲むことにしました。5キロ毎の計算です。750ミリリットルの容量ですから、一回あたり100ミリリットルと程度と見て8回の給水、40キロ地点くらいで空っぽになるはず。案の定、八景で飲み干しポカリスエットを買って足しました。お握りを二つ頬張り、プリンと羊羹も。

50キロは、横須賀の三笠公園でした。日本海海戦の旗艦「三笠」が保存されています。終戦記念日に軍艦の前にやってきたのか、観に行ってみました。

子供ころから争いごとや勝負ごとが苦手で、毛嫌いしてきました。学校で学ぶ歴史も諍いの話しが続くばかりでまったく頭に入ってきません。いつしか日本史や世界史の授業は聞き流す時間になり、戦国時代の武将のことや戦争の逸話を美談のように語る映画やドラマ、小説を嫌い、それらをとうとうと語る人がいると逃げ出してしまう始末でした。

積極的に軍艦を見に行くなんて考えられないと思いつつ、ゆっくりと近づいていきました。現在、三笠公園にある「三笠」は一時期、水族館やダンスホールなどの遊興施設となっていたものを昭和に往年の姿へと復元したものです。

ロードバイクを押し噴水の手前で止めて写真を撮りました。雄大なものです。「自転車はそこまでと書いてあります」、後ろから大声が聞こえてきました。掃除道具を手にした係員が仁王立ち、しかめっ面でこちらを睨んでいました。さらにもう一度、「自転車はそこまでと書いてあります」。

やっぱり、ぼくには縁がない世界のようです。おもむろに退散しました。

さ。

※雑感
往路が50キロですから、帰路も50キロ。サイクル・コンピュータの表示では気温が37度まで上がっていました。アスファルトが焼けて照返しで炙られる。ぼちぼち、ゆるゆる、休みながら戻りました。祝日でもないのに交番に日の丸が掲げられていました。終戦記念日にも国旗を掲げるようになったのだろうか、幻想だろうか。毛嫌いしてずっと遠ざけてきた戦争のこと、いまさら勉強不足を痛感します。

EMIRPs Today(2022-08-09)#2020 ベルギービール

おはようございます、さいとうです。

ベルギービールの店があるのでそこにしましょうと近所の友人からお知らせ。自宅から歩いて行ける場所に、そんな専門店があるとは知りませんでした。

ベルギーに初めて訪れたのは1986年のことでした。ここがブリュッセルか。旅時間を急いで例の小僧とか観光名所を駆け足、冬の風は冷たいのに少し汗ばんできました。列車の時刻まで、広場に面する店で休むことにしました。

周りを見渡すと茶を飲んでいるのではなくグラスを傾けている人も多いよう。泡が載っているのでビールでしょう、良く知る黄金色の明るいものばかりではなく、焦げ茶色や赤い葡萄色のものまでありました。注がれているグラスも、ジョッキやコップではなく、脚付きでワイングラスのような形状でした。

ベルギーには数えきれないほどのビールの種類があり、チョコレートのように甘いものや酢のような酸っぱいものまでいろいいろあると言います。メニューには細かく説明が載っていますが、好みに合うものの見当がつきません。

予備知識もなく挑む初めてのベルギービールです、飲みやすそうな果実の入ったものを選びました。甘さとともに、えぐみとも苦みとも違う賑わいが喉を通りました。知っているビールとはまったく異なる類の不思議な飲み物でした。

さて、ベルギービールは久しぶりです。友人と待ち合わせした店は、十数席のこじんまりした設え、天井からは様々な形のグラスがぶら下がっていました。メニューには、ああ、あの時と同じだ、たっぷりと100種近くはある。

お店の人に教えてもらい、40年ぶりの一杯を選んでみました。
修道院で作られる銘柄、脚付きのグラスは聖杯を模したものだと知りました。

さ。

※雑感
ベルギービールの種類は、1000銘柄を越えるそうだ。ドイツやチェコのようにホップが豊富に収穫できる農産地でもなく、ワインの葡萄作りには冷涼な気候だったこともあり、独自のビール文化が育まれたのだと言います。アルコール度数が10%を越えるものも多く、また、数年の熟成を経て飲む習慣もあり、他の欧州地域のワインのような愛でられ方なのかもしれません。ベルギービールのことは別の機会に掘り下げたいと温め中。

EMIRPs Today(2022-08-08)#2019 昔は鉄道でした

おはようございます、さいとうです。

廃線跡は、一部を公園に設えたり、商業施設にとり込んだりして活用される。まるっと自転車道として再生した代表例は、つくばりんりんロードでしょう。

筑波山の西麓には、かつてJR常磐線の土浦駅と水戸線の岩瀬駅の間の約40キロに筑波鉄道が走っていました。1918年(大正7年)開通の同路線が70年の幕を閉じたのは1987年4月1日、奇しくも国鉄がJRへと動いた民営化と同じ日でした。

茨城県の壮大な取組がここから始まります。筑波鉄道の廃線跡の全線を自転車道とする整備計画を企てて、1992年に「岩瀬土浦自転車道線」として認定し、約十年ののち2002年に全線開通しました。愛称は「つくばりんりんロード」。

40キロというと、東海道本線では東京から戸塚の距離に相当します。鉄道が敷かれていたわけですから、急坂があるわけではなく、土浦駅と岩瀬駅との間の勾配は標高差で50メートルほど、ほぼ平地のように感じるなだらかさです。

りんりんロードの走りやすさは、その坂のない地形ばかりではないよう。

開通から30年も経ているのに路面は丁寧に補修されており荒れも少なく、昔の乗降駅舎は休憩所として整備され、数キロおきに気軽に休むことができます。鉄道跡ですから、当然に道路と交差する場所もありますが、一旦停止は一般道の自動車側、自転車は注意して走行と表示されているところもあり、自転車の道路として優先され安心して走れる環境が護られています。

筑波山の優美な姿をあちらからもこちらからも愛でられ、またある場所は茨城特産の蓮根畑の蓮の花の中を、また別の場所では実りで頭を垂れる稲穂の水田を通り抜け、桜並木が続く木陰を潜り、すれ違う人たちと会釈を交わす。

今、全国各地で鉄道の不採算路線のあり方や廃線に関する議論が見られます。自転車道としての整備も良いものだとあらためて思いました。

さ。

※雑感
「つくばりんりんロード」は、2016年には霞ヶ浦の湖岸を一周する約130キロのサイクリングロードと統合され、「つくば霞ヶ浦りんりんロード」と呼ばれる日本最長級のサイクリングロードが出来上がり、2019年のナショナルサイクルート制度の第一回に指定されています。
「つくばりんりんロード」の総工費は80億円超と言われており、その後も保守整備は推進されています。もちろん、鉄道のように「乗車運賃」で採算を図るわけではなく、通行する自転車が課金されることもありません。観光収入など間接的な経済効果を見込んだ社会資本のひとつの形なのでしょう。